子育て

自己主張ができない子供

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自発性の発達については、一~三歳のいたずら時代が、二~四歳の第一反抗期が必要ですし、四~六歳の友人形成期に次いで、七〜九歳のギャングエイジおよび中間反抗期を経過することが必要です。そして、思春期に入って第二反抗期を経過するうちに、精神的離乳が実現され、独立した社会人としての人格が与えられるのです。

七〜九歳になって、もし、自分の意見をはっきりいうことのできない子どもがいれば、自発性がおくれていることを疑い、生活史を点検してみて、それがはっきりしたならば、時間をかけて自発性の発達を促す方法をとらなければなりません。それは、子どもに「まかせる」ということに尽きます。口を出したり、手を貸したりすることを全面的にやめて、いったん子どもを「自由」にしてあげることが大切です。

問題を起こした子どもの生活史をくわしく調べてみますと、大人のいうことをよくきき、おとなしく、きちっとしていて、勉強もよくできる子どもであったことが多いのです。つまり、自発性の発達は抑圧されていた。

義務教育を終わる年齢

義務教育を終わる年齢、昔は「元服」する時期とされていた十五歳におくべきでしょう。ところが、最近は、自発性の発達のおくれている青少年が多くなってきています。それが極端な形となって現われたものが、登校拒否ですし、ノイローゼや心身症にもそのことがいえます。自殺をする中・高生にも、そのことが考えられるのです。

けんかをしないと「よい子」のように見えますが、実は、自己主張ができないのです。そのような子どもは、いたずらも冒険もしようとはしないでしょう。あるいは、友だちの家に遠征することもしないでしょう。本当の意味での友人形成はできていないのです。そのような子どもは、お友だちができにくかったり、お友だちがいるように見えても、同じように自発性のおくれている子どもとちんまりと遊んでいるに過ぎません。ですから「けんか」をしません。

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