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自発性のないお母さんは

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働いている夫に対して、「思いやり」を持つ必要はありますが、一日も早く、家庭を大切にする社会の風潮を作ることが大切です。それには、どうしても夫婦の間の話し合いの時間をどこかに作り上げる努力から始めなければならないでしよう。これは「思いやり」さえあれば、必ず実現できることと思っています。

古い時代の夫婦と同じように、本当の意味での話し合い、つまり気がねなく平等な立場に立っての話し合いがない。そのような風潮がわが国に残っているのは、よく結婚披露宴などで、猛烈社員を期待している夫の上司の人が「夫は会社でがんばっているから、家に帰ったら、それをいたわる妻であってほしい」などとテーブルスピーチをすることに現われています。

自発性のないお母さんは、育児書をいく冊も買って読み、それらの間のちがいを気にしたりしています。自分の子どもの育児は、最終的には自分で考えて決めなければならないものなのです。その中で、よく考えてほしいことは、子どもがお母さんのそばにいれば、情緒的に安定できるようなお母さんになることです。

子どもの育て方については

子どもの育て方については、その技術的な面は、育児書に書かれており、たくさん出版されていますが、それを読めば子どもがよく育つわけではありません。どうしても、自分なりに自分の子どもをどのように育てるかについて考えること、つまり、お母さん自身の自発性が必要になります。

主婦専業のお母さんの場合、子どもとの接触時間は十分にあるわけです。そこで、子どもに対して、どのような役割を持っているかを、具体的に考えておくことが大切です。「慈母」の姿は、子どもの年齢によってちがいます。それは、お母さんに対する要求が、子どもの年齢によってちがうから。

生後しばらくの間は、もっぱら生理的要求を満たしてくれるお母さんを望んでいます。空腹になれば、お乳を与えてくれ、おむつがよごれればそれを換えてくれ、安らかに寝かせてくれるお母さんをのぞんでいます。

-子育て

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