子育て

自分の信条・信念を持たせるように育てる

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大抵の親御さんたちは、後輪を十分に育てないうちから、前輪に力を注いで育てていこうとしてしまいます。とくに後輪の中でより大切なのが「感情」すなわち心を十二分に育てるということなのですが、それをしっかりとやらないうちに、前輪の知性や意志の部分を教え込もうとしてしまうのです。

栄養のある食べ物を食べさせて体をしっかり育ててあげること、五感を育て感情や情感を育ててあげ、気持ちをいつも満足させてあげることここの一つを十分にしてあげてから、知性=思考力、知識等を育てること、信念や信条や自分の意思といったものを育てていくことが必要。

二歳になるFくんのお母さんも、まさにそうでした。ご飯の時間になると何も言わなくても自分のお著とお茶腕をテーブルまで持っていくそうです。お父さんやお母さんの言うことには何も逆らわず、とても優等生ですから、お母さんにとっても素直でいい子な自慢のお子さんでした。

お母さんは大変に凡帳面な性格

Fくんのお母さんは大変に凡帳面な性格で、早いうちからFくんのしつけを熱心にされてこられました。Fくんは二歳ですが、お母さん同様に凡帳面で、男の子なのにおトイレでおしっこした後もティッシュできちんと拭くような子です。

絵本を読んでいるときも、Fくんが白クマを指して「クマさんだ」と言うと、「それはクマさんじゃなくて白クマさんでしょ。間違えちゃダメ」と教え直し、ペンギンを見せてイワトビペンギンとコウテイペンギンの違いを教えたり、知識教育にも熱心でした。お母さんは、Fくんが他の子より歩き出すのがちょっと遅かったこと、言葉の出るのが少し遅かったことを気にされていて、その分しつけにはとても力を入れていたようです。

そのFくんがあるときから「ママ嫌い!」と言うようになって、お母さんは大変にショックを受けてしまいました。Fくんが「ママ嫌い!」と言うようになってしまったのは、お母さんが「こう育てなくちゃ」と思うあまりに、育てる順番を間違えてきてしまったことに原因があったようです。

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