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自分を売り買いのような交渉に乗っかる女だとはけっして思いたくない

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あるバーで、一人の客が、店内の暖房を弱めてくれと要求した。ママは、当然のことのように客の要求に応じた。すると、若いホステスが「困っちゃうな、あたし冷え性なのに」と裸の肩をさすり始めた。そこで、問題の要求を出した男性客は、さっと立ち上がり、玄関脇の洋服掛けまで歩いていって自分のコートを取った。そして、遠い席にいた冷え性のホステスの肩に、そっと自分のコートを掛けてやった。

「ごめんね。これで、ちょっとガマンしていてよ」それでもう、冷え性のホステスは、コートの彼にグーンと惹かれてしまった。「あそこの席に移りたい」とママに訴えて、閉店まで彼にべったりと寄り添っていたとのこと。その後、コートの彼がいい思いをしなかったはずはない。ここでの教訓は、「さりげない気づかい」である。

パシリをやることもあるし、パソコンの立ち上げやAV機器の配線をやってやることもある。しかし、はたしてそれで彼女はYESと言うだろうか?答えはNOである。なぜなら、こうしたやり方は、「だから、ちょうだい」という下心が見え見えだから。

アナタがほしいと言うかわりに

意中の彼女に対する男のホンネといえば、いうまでもなく「この女がほしい」である。だが、「ほしい、ほしい」とストレートに訴えさえすれば手に入る、というものではない。女性には「私は売り物でも食べ物でもありませんよ」というプライドがあるのだから。もちろん、たいていの男は、そのくらいのことは知っている。だから、「アナタがほしい」と言うかわりにA級のデートコースを計画したり、誕生日、ホワイトデー、クリスマスに薬勢なプレゼントをしたりする。

「彼女だって、どうせ、こちらのホンネはわかっているんだから見え見えもへったくれもあるか」と思いたい気持ちはわかる。だが、女性というものは、「見え見えの誘い」より、「見え見えの誘いに乗る自分」を嫌うものだ。つまり、自分を売り買いのような交渉に乗っかる女だとはけっして思いたくないのである。

女性と歩道を歩くとき、それとなく車道側を歩く。エレベーターのドアを背中で押さえて、女性を先に通してあげる。そういうさりげなさにこそ、女性は弱いのである。

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