ファッション

自分を通してファッションを見ている節があるデザイナーたち

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僕にもよくわかるよ。デザイナーというのは、少しばかり自分を通してファッションを見ている節があるからね。ダナ・キャランはとても賢いと思う。そういうのは、各デザイナーの問題なんだ。背が高い人にはグッチかアルマーニしかないし、小柄な人にはプラダか何かってことになる。プラダとグッチを比べた場合、小柄な人向けなのはプラダ。グッチはもっと背の高い人に向いているし、アルマーニもそう。

ダナ・キャランは背の高い女性だから、やっぱりそういう物の見方をするし、サイズ六だったらすごく嫡しいという女性の心理を肌で理解している。そういうところはとてもやり手だね:消費者の心を読んでるわけだから。DKNYのサイズ六はBCBGのサイズ一〇。みんな知ってることさ。BCBGのデザイナー、マックス・アズリアが言う。若い女性をターゲットにしたファッショナブルなプランドは、丸ばちゃの、女の子には自社製品を着てもらいたくないのです。

自社ブランドの名が傷つくと信じているか

なぜなら、自社ブランドの名が傷つくと信じているから。そうしたブランドは、生気のない拒食症のモデルと一体化していますからね。サイズ表記の問題は、政府の介入まで招く事態となった。店頭には痩せた女性向けの商品しかないという不満の声を受けて、二〇〇〇年六月、アルゼンチンの上院が、アパレル業界はすべての女性に合う服を作らねばならないとする法案を承認したのだ。この法律によって、メーカーは、店によって大きく異なるS・M・Lといういい加減なサイズ表記ではなく、正確な寸法を用いなければならなくなった。

法案を提出した代議士のマリア・デル・カルメン・バンサスは、そう語っている。正方形を思い浮かべてみてとベネット。私たちは、その正方形にびったりの服を作り、それを拡大したり縮小したりして、あらゆる正方形、にフィットするようにするんです。デザインの過程では、フィット・モデル、すなわちデザイナーにとっての理想を体現する人間マネキンが使われることが多い。なかには、必ずしも騙すっもりはないケースもあるとキム・ベネットは言う。

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