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何でもやってあげる育児の末路

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子供を叱る以上に怒るは論外です。怒るは単なるストレスの発散でしかありません。どうしつけるかはお母さんの腕次第ですが、甘えさせることにお母さんの力シ関係しません。子どもをガミガミ怒鳴りつけたり、ネチネチといじめるように叱った後の気持ちはどうですか?すごくむなしいし、後味も悪いはずです。

思春期まではガミガミ叱らなければならないことなんてひとつもありません。それまでは論してあげるだけで十分です。丁寧に優しく、わからないところをわからせてあげる作業こそが必要なのです。

ただ、「私は子どもをちゃんと甘えさせてあげています」とおっしゃる人ほど、実態は甘やかしになっている場合も少なくありません。子どもにとって「甘える」ことは心を育てる大切な栄養源になります。ですからたっぷりと甘えさせてあげてほしいのですが、じつはひとつ大きな落とし穴があります。親は甘えさせてあげているつもりが、その実は甘やかしになっているということが意外と多いということです。

五歳になるお嬢さんの育児に手を焼いているというご相談が相談所にあったそう。五歳のM子ちゃんには一歳になる弟がいます。M子ちゃんにどう接したらいいのか悩み、育児書を読んだり、いろいろなところに相談したり、カウンセリングを受けたりされ、多くの人から「赤ちゃん返りをしたときはとことん甘えさせることが大事」とアドバイスをされたそうです。

弟が生まれたとき

弟が生まれたとき、当時一二歳のM子ちゃんは激しい赤ちゃん返りを起こして、お母さんは赤ちゃんの世話とM子ちゃんの世話ですっかり疲れ切ってしまい、育児ノイローゼの寸前までいきました。そこで「とことん甘えさせる」子育てを実行されたのです。

幼稚園ではしっかり者でがんばっていると先生から聞いていたお母さんは、「幼稚園ではがんばっているんだから、家ではできる限り甘えさせてあげよう」と考えて、何でもやってあげた。

そうやってお世話をしているうちにM子ちゃんは自分では何もしない子になっていったのです。食事も着替えも朝起きるのもトイレに行くのも、お風呂で体を洗うのも、お母さんがやってくれるまでずっと待っています。

「ちゃんとしてくれないとM子ちゃんのママをゃめるからね」と言わなければ、言うことを聞いてくれなくなってきているとのことでした。

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