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長期休暇が取れない労働者たち

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スウェットショップの労働者は、大抵の場合、長期休暇を取ることも許されない。だが、何年も休暇を取っていないという勤労者なら、ウォール街の投資銀行にもいる。大方のアメリカ人の心には、一生懸命に働けば働くほど、より大きな成功につながるという考え方が染み付いているらしい。

奇妙なことに、ワーカホリックなアメリカ人は、スウェットショップ労働者の窮状を大したことといになっている。彼らは週に六日、合計で七〇時間以上あくせく働いても超過勤務手当すら出ないことがい。でも、アメリカでミシンならぬコンピータの奴隷と化している大勢のホワイト・カラーだ本書の執筆に週七〇時間以上費やすことがあった。もちろん、超過勤務手当などあるわけもない。

裸一貫から身を立て財を成した株式ブローカーや企業家などの出世話は枚挙にいとまがない。アメリカ人は無類のワーカホリックなのだ。友人たちを比べてみても、ヨーロッパの人は、少なくともアメリカ人の四倍は頻繁に長期休暇を取っている。世界観光機関によれば、アメリカ人労働者の長期休暇日数は世界で最も少なく、年間たった一三日だ。

生産的であることが美徳とされる社会では

ドイツ人の場合はアメリカ人より約五〇〇時間、つまり一二・五週間分少なく、勤労で鳴らした日本人でさえアメリカ人より多く休暇を取っている。そんなわけで、精力的に働く私たちアメリカ人は、やはりハードワークに従事する他人のことをなかなか気の毒に思えなくなっている。苦痛はハードワークのしるしである。そして、生産的であることが美徳とされる社会では、パワーでもある。

イタリアは四二日、ブラジルは三四日、日本が二五日である。国際労働機関(ILO)の報告では、一九九〇年に一九四二時間だったアメリカ人の平均労働時間は、一〇〇〇年には一九七八時間に増えている。同じくILOによれば、ブラジルやイギリスの従業員の平均労働時間は、アメリカ人に比べて年間二五〇時間、言い換えれば五週間分以上も少なかったという。

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