子育て

ある共働き夫婦の生活

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嫁が姑と顔を合わせたくなければ、それも実現できるように、家を仕切ってあります、というある家庭。もちろん、食事は別です。食事をいっしょにしたのでは、嫁がかわいそうです。夫の好きな食べ物を、年寄りが好むとは限りませんし、その方が多いものです。

お年寄りの「甘やかし」と子どもの「甘え」核家族が多くなったとはいえ、お年寄りが子どもの人格形成にいろいろと問題を投げかけている例は、今日もなお跡を絶ちません。新しい大家族の夢を実現する意味で、長男一家と同じ屋根の下で同居していますが、生活は全く分離しています。つまり、お互いの生活に対して干渉し合わないという原則を立てています。

共働きの夫婦なので、おばあちゃんが子どもの面倒をみる時間がかなり多いのですが、お母さんがてやすいように援助する範囲にとどめ、お母さんよりおばあちゃんの方がよいーといった気持を子どもに起こさせないようにしています。おばあさんとおじいさんとがお菓子を食べているところへ現われた子どもが、お菓子を食べたいとねだっても、必ず「ママに聞いてから」といい、お母さんが「今はいけない」といえば、それを忠実に守り、いくら泣いても絶対に与えることはしません。

年寄りに合わせようとすれば

年寄りに合わせようとすれば、二種類の献立を作らなければならないでしょう。子どものことも、お母さんが主な養育者となるように、われわれ年寄りは配慮しています。母子関係がきちっと成立していませんと、あとになって大きな問題が起きるからです。

お母さんも、自分のいったことを年寄りが守ってくれるということで、年寄りに好意を寄せますし、信頼感を持つようになります。それが、子どもの人格に対してよい影響を与えますし、大家族の中で暖かい雰囲気が作られ、それも子どもの情緒を安定させるのに役立っています。

もし、お母さんにきかないでお菓子を与えるようなことがあれば、食事を熱心に食べなくなってしまうでしょうし、内緒で与えるようなことがあれば、お母さんのいいつけをきかない子どもになり、母子関係にひびができることが少なくないのです。

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