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知的能力の高い子どもなのに学習に熱意を示さなくなる

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もし、子どもが優越感を持つようなことがあれば、地味な勉強などに対して真剣に取り組むようなことはできません。思春期になると、物質的な誘惑は非常にひろがりますから、それを追うようになってしまいます。

小学校のころは成績もよかったのですが、中学校に入ってから、派手な物を求める仲間とつき合うようになり、勉強する気持を失ってしまった。その多くの家庭では、お年寄りはすでに他界していました。お年寄りばかりでなく、両親が派手好きで、幼い子どもを派手に着飾らしている姿を見かけることがあります。

高い知的能力を持っている子どもなのに、物質欲が強いと、学習に熱意を示さなくなることをよく知っていてほしいのです。小学生になったならば、必ずお小遣いを与えるようにし、その中で自分の欲望を満たすこと、それにはがまんが必要であることをきちっと教えておきましょう。

子どもの持ち物などは

子どもの持ち物などは、衣類にせよ学用品にせよ、机などにせよ、できるだけ質素な物を与えましょう。そして、外面的に自分を飾るのではなく、内面的・精神的な面で努力することが大切であることを教えたいものです。それには両親の生活態度が重要な意味を持っています。

また、かりに、知的能力が高く、しかも学業成績がよく、挫折するような状況にあわずにすみ、エリートコースをたどった大人が、社会に出て挫折したときの反応は、実にみじめです。自殺するような人もあり、職を次々とかえるようなこともあり、中には、頭のよさを使っての犯罪を犯すこともあります。そのような人々は、情緒の不安定が内在していたり、自発性の発達がおくれていたりします。

情緒の不安定や自発性の発達のおくれや適応能力の低さによって、その子どもの持っている知的能力が、低い状態にとまっている例や、初めは高かった能力が低くなっていく過程を見るにつけ、情緒の安定や自発性の発達や適応の能力の向上がいかに大切であるかを痛感しています。

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