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誕生日はなぜめでたいのだろうか

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クリスマス・プレゼントは、お歳暮とバレンタインのチョコの中間に位置するといってよい。しかし、彼も手編みのセーターを彼女からもらったなら、まさか、それがお歳暮だとは思わないであろう。本命の彼にクリスマス・プレゼントに、油の詰め合わせセットなど贈らないのと同じように。

バレンタインならば、そこに、友情以上の好意があることが暗黙の了解なのだが、クリスマス・プレゼントとなると、よくわからない。お中元、お歳暮と同レベルのクリスマス・プレゼントもあるだろうし、バレンタィンと同じ意味のクリスマス・プレゼントもあるだろう。

また、なぜ、誕生日がめでたいのか。年をとることが、なぜ、そんなにめでたいのか。この疑問で始まったストーリーが、あなたが生きていてくれて、ありがとう。だから、誕生日おめでとう。去年から1年間、なんとまあ、無事で生きてこれたなんて。なんてめでたいんだ。神に感謝しよう。だから、誕生日おめでとうという結論に収束されてゆく。

誕生日を心から祝ってくれるのは

アナタの誕生日を、心から祝ってくれるのは、アナタの恋人だけと言ってよい。たまたまアナタの髪をブローしている美容師さんや、ビールを届けに来た酒屋さんが、へエ、今日、誕生日なの。そりゃ、オメデトウと言うことと、アナタの恋人の口から出る、誕生日オメデトウとでは、言葉の重みがまったく違う。

誕生日を、誰より、祝ってくれるのは、恋人であるはずだ。なぜなら、恋愛の究極は、とにかく、愛しいあなたが、生きてさえいてくれればいいなのであるから。ワタシのこと嫌いでもいい。他の女と結婚してもいい。それでも、あなたが死んでしまうよりは、ずっとマシ。これこそが、恋の純粋原型である。

誕生日オメデトウ。生きていてくれてアリがトウ。アナタの存在が、ワタシの幸福なのです恋人のオメデトウには、そのような意味が含まれている。それにひきかえ、通りすがりの人々のオメデトウは、今日も、冷えますねや、もうかりまっかと同じ程度の意味合いしかないのである。

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