クレジットカード

消費者金融業界-急成長業界の一服

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近年では、TS3カード(トヨタ自動車)、マイソニーカード(ソニー)、Viewカード(JR東日本)、NTTグループカード(NTT)など自動車、電機、交通、通信のトップ企業が相次ぎ参入してきたために業界再編を促すきっかけになるという視点で注目を集めている。現在はまだ全体に占める割合は小さいがいずれは大きく伸びることだろう。これらの大企業は顧客サービスというより、明確な企業戦略を描いて金融サービス業者として参入を図っており、他系列のカード会社以上の意気込みがある。

一般の企業や団体が発行するカードをメーカー系カードという。各メーカーは、車、旅行、パソコンなどそれぞれに強みをもっているため、利用者からすると、それぞれライフスタイルに沿って持つと利便性を得ることができる。JALカード(日本航空)、出光カード(出光石油)、日産フィナンシャルカード(日産自動車)などがよく知られている。メーカー系カードは、個々の会社の独自性に沿ったサービス内容を打ち出しており、特定の商品、サービスで大きな還元を受けられる。

消費者金融業界の状況

アイフルは2・7%増の1兆4516兆円と増加ペースを維持したほか、三洋信販も7・4%増の4153億円と伸ばしている。一般企業の売上高に当たる営業収益でみても武富士(前期比9・1%減)、アコム(同1・8%減)、プロミス(同1・3%減)となったのに対し、アイフルは同3・2%増、三洋信販も同B%増をマークしている。貸付残高で長く首位の座をキープしてきた武富士がついにその地位をアコムに譲り渡した。

武富士の貸付残高は1兆5787億円と前期比5・8%の大幅減となり、アコムの1兆6128億円にはじめて抜かれた。しかしそのアコムも前期比では2・4%のマイナスとなっているほか、4位のプロミスも1・7%の減少(1兆3528億円)といずれも貸付残高を減らすという結果となっている(その後武富士は倒産)。

これまで急成長をほしいままに繁栄してきた消費者金融業界だが、ここにきてマーケット成長に一服感が出てきているとともに、武富士の盗聴事件による創業者一族の退陣やメガバンク・グループによる大手消費者金融会社のM&Aなど、大手を中心に業界地図に大変動が起きつつあるようだ。

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