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クレジットカード

ソニーファイナンスインターナショナルなどの業界の動き

投稿日:2019年9月10日 更新日:

ソニーはゲーム、ポップス、映画などのコンテンツやソニー銀行での金融商品の販売まですべてをネット経由で実現させようとしている。安全なネット決済を実現し、さらにネット取引の情報を一元化して、ソニーグループのさまざまな分野に活用し、相乗効果を得る、そのためのカード発行である。ネット上で決済できるクレジットカード、MY SONY eLIOカードの発行を子会社のソニーファイナンスが始めた。ネットでの決済は困難さが伴う。そこで注目を集めたのがクレジットカードなのである。

トヨタ自動車の場合には、もともとトヨタカードと呼ばれるクレジットカードを発行していた(1995年)。これは、UC、JCB、MCとの提携によるカードで、カード利用のたびにポイントが付いてそれを貯めれば、車検、中古車・新車購入時に最高30万円のキャッシュバックがあるというものであった。

しかし、このカードは与信管理や精算業務、回収業務、顧客情報管理などをカード会社に任せきりで、トヨタ側は会員の募集業務だけを行う形であったために、手元には顧客情報も残らず、本来の目的であったマーケティングへの活用が見込めなかった。そこで、同社は、既存のカード会社との提携を取りやめ、自動車リース・ローン専門のトヨタファイナンスという子会社を拠点に自社カードの発行を目指した。そして、2001年4月、発行されたのがトヨタTS3カードである。

新しく参入してきた企業

このように新しく参入してきた企業は、自ら発行するクレジットカードを単なる販売促進のツールではなく、企業の長期戦略に根づいた金融リテールの重要な要素とみている。というのも、ITの発達でCRMといった技術手法を使えば、カードから得られる顧客情報をマーケティングに直接、かなりの精度で結びつけることができるようになったからである。

トヨタカードは、基本的に旧トヨタカードがベースになっているが、個人データやクレジットの利用実績にあわせて蓄積したポイントを記憶させるICカードを偽造防止のため採用するなど画期的なスペックとなっている。顧客情報を活用して、自動車ローン・リース、自動車保険、投資信託、クレジットカードといった自動車周辺の総合金融サービスを行い、地銀並みの営業利益をあげている。もちろん、VTSA、JCB、マスターのブランドもつき、国内だけでなく、海外でも十分に使える。

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