子育て

新生児が微笑みを見せてくれたら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

世界のどの国でも、新生児は生後六週日までに、初めて微笑みを見せてくれます。子宮内にいる胎児のにっこり微笑んでいる写真さえ残されているほどですが、まだ小さな赤ちゃんの微笑みを見ることは母親にとって貴重な体験となります。おそらく、新生児の微笑んだ顔を見ることのできる母親は幸運な人たちといえるでしょう。

腕や足も短くポチャポチャ、しています。抱き上げてキスしてやりたいくらいに、何とも愛らしい姿です。オモチャのデザイナーや漫画家がこんなにかわいい姿を描きたくなるのも無理はないでしょう。小さくて無防備で本当にやさしいその姿は十分、見る者に訴えかける力をもっています。赤ちゃんは人に抱き上げられ、かわいがってもらい、あれこれ世話をやいてもらうために、そんな魅力を存分に利用するわけです。

新生児が微笑みを見せてくれるのは、例えば体を触ってあげた時、そよ風がかわいいほっぺを撫でた時、人の声が聞こえた時、揺りカゴに人の顔が近づいた時、何か物の影が目に映った時、あるいはただお腹が一杯になって満足した時、などが考えられます。ときには、赤ちゃんが眠い時にも微笑んでくれるかもしれません。

他の人たちの前で初めて微笑みを見せたなら

あなたの赤ちゃんは子宮の中にいる時から、すでにこの世界が自分と一体化したものだという認識をもっています。しかし、誕生とともに自然の中に放り出され、何もかもが目新しい世界に置き去りにされるわけです。この新しい世界は赤ちゃんにとって、多くの未知の感覚に取り巻かれています。

母親は微笑みといえそうなもの、実際にそう思えるものを見た時には強い感動を覚えるものです。しかし、赤ちゃんがもう少し大きくなって、他の人たちの前で初めて微笑みを見せたなら、母親は別の解釈をするかもしれません。つまり、そこで見せる微笑みは心のこもっていない本能的な笑いではないかと思うわけです。赤ちゃんが微笑みを見せる瞬間は貴重なものといえるで

赤ちゃんは、いきな自由に動くことができるようになり、暑さや寒さを肌で感じ、さまざまな種類の耳障りな騒音が聞こえ、まぶしい光が目に入り、体を包む衣服の奇妙な感触を味わうのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加