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子育て

成果主義を子育てに持ち込むなかれ

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許し合い、助け合い、励まし合い、協力し合い、支え合って甘え合える場所。誰でも何の遠慮もなくそこにいていい場所。命のェネルギーを補充する場所。暮らすための事業。命のエネルギーを使う場所。そこは物質的な見返りや心の見返りが求められます。

私たちは本来二つの事業に関わっています。ひとつは命を誕生させ、育て、育む、家庭という事業。この事業に取引はありません。ギブアンドギプ。資本は思いやり、そして喜びです。すべて経験で、失敗という言葉はありません。結果でなくプロセスです。使い古したぞうきんも、老いた祖父母、子ども、病人も、すべて私たちの命にとって大切な絆なのです。

資本はお金。結果が悪ければすべての事業は失敗です。少しでも利益を上げるためには効率よく、無駄なく進めること、スピードが求められます。ですから、ここでは、言葉も、命令や批判が大きなウェートを占めます。出世に成功した人たちは、この環境に長年適応してきているので、家族の中でも、この方法が最良と信じて止まない父親が多く見られるのです。しかし子育ては決して成果主義ではありません。そのことを常に肝に銘じていただきたいと思います。

幼い時期の子育てを手抜きしてしまえば

もしも「疲れちゃったから」と、幼い時期の子育てを手抜きしてしまえば、そのツケは必ず思春期以降に跳ね返ってきます。これまで、子どもが大きくなって問題が出てきて親子ともに疲労困難してしまうご家庭をたくさん見てきましたが、思春期になってからねじれてしまった関係を元に戻すのは、時間もお金も精神的エネルギーも莫大にかかり、本当に大変です。

子どもが小さいうちは子育てにも体力を使います。エネルギー全開で跳ね回る子どもたちを相手にするのは本当に大変なことです。お母さんもエネルギー全開で立ち向かわなければ、エネルギーの塊である幼い子どもたちの子育てはできません。体もクタクタに疲れ果てることでしょう。でも、ここでお母さんが体を使って全力で子どもと向かい合ってあげれば、思春期は本当にラクになります。一度ペシャンコにつぶれてしまったシュークリームの皮を、もう一度ふくらませるには手間も工夫も時間もかかります。子育ても同じです。

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