スポーツブログ

色々な情報を提供しています。

ファッション

労働問題改善を唱えるケイティ・クアン

投稿日:

アパレル系のスウェットショップが二〇世紀における恐竜にならなかった主な理由は、製品自体にある。柔らかい生地を扱うため、製造過程をオートメ化しにくいのだ。ここ四〇年間、インフレのおかげで他分野の賃金はおおむね上がってきたにもかかわらず、アパレル製造労働者の賃金はどん底まで落ち込んでいる。労働問題改善を唱えるケイティ・クアンは、一九七五年から八二年まで、ニューヨークのチャイナタウンでお針子をしていたという。

SPA方式を採用する場合が多く、ショップのテイストを体現し、かつリーズナブルな価格に抑えられている。断っておくが、スウェットショップで作られているのは安い服だけだと言っているわけではない。もっと高価なデザイナーものでも、全く同じ工場群からやってくる場合があるのだ。だが、スウェットショップが最もはびこるのは、消費者が服を使い捨て感覚で扱うようになり、小売価格がどんどん下がっていく時である。

安く買うことで間違いなく問題は悪化

安く買うことで、間違いなく問題は悪化するわけですからね。となると、私たちも目をつぶってはいられなくなる。九・九九ドルのシャツを買えば、そのシャツを作った労働者はいくら稼いだことになるのだろう。自分も労働者がただ働き同然で作った服を持っていることには、ほとんどの人が気づいているはずだ。もちろん、消費者にもそれなりに責任があります。リチャード・アッペルバウム博士が言う。彼は、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校の教授で、専門は社会学とグローバル・国際問題研究である。

当時、メイシーズが四五ドルで売っていたカウンターポイントというブランドの婦人用スラックスを縫ってたんですが、歩合制ながら、時給にして一八ドルは稼げましたね。でも、私がサンフランシスコの組合長をしていた一九九五年頃には、同じブランドのパンツを組合員が平均時給九ドルで縫ってました。その頃には、JCペニーでたった一四・五ドルで売られてたんですよ、と。

-ファッション

執筆者:

関連記事

no image

ゴーストタウンに成り果ててしまった

「まあ当たり前のことですが、大家の方では自分の持っている不動産からできるだけ多額の金を引き出したいと思っています。そして、アパレル・メーカーからは一平米当たり一〇〇ないし一五〇ドル程度の家賃しか取れな …

no image

虚栄のサイズ表記が生まれた歴史

どうして性別で異なるのだろうう、既製服の登場で、婦人服は攻意的な番号システムで示されるようになりました。おそらく、実寸を他人に知られないようにしたのでしょう。ウィスコンシン州ミルウォーキーのマウント・ …

no image

メーカーや小売業者がスウェットショップを使っているかどうか

残念だが、あるメーカーや小売業者がスウェットショップを使っているかどうかは、値札をめくればわかるというものではない。わざわざ労働法違反企業に関する情報をオンラインや紙面などでチェックする消費者はそうい …

no image

アパレル・メーカーは人件費を削るしかない

一九九九年にメリーマウント大学倫理問題センターが行った調査では、スウェットショップに対して責任があるのは工場だけだと思っている消費者が六五%を占めており、小売業者にも責任があるとする人は一一%にとどま …

no image

ファッション広告のネガティブな効果

・ファッション広告のネガティブな効果 自いビキニ姿に、ほかんとした表情。まるで両脚で尖ったPの字を描くかのように、ちょっと間抜けな感じに片方の膝を曲げ(なぜかウェイフ全盛時代によく見られたポーズだ)、 …