バイク

ロースタートでそのまま引っ張れるだけ引っ張っぱるのはよくない

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よく街中で見かける光景だが、ローでスタートし、そのまま引っ張れるだけ引っ張っている人がいる。白煙を残して去っていく姿は絵になるが、あまりにも回転を上げて走ると馬脚をあらわす。ピークを超えたあとは出力は低下するばかりで、騒音を出しながらガソリンの無駄使いをしているのだ。したがって、回せば速いと思い込み、むやみやたらに回すのは無駄そのもの。加えてせっかくの性能を殺してしまうことにほかならない。

これはデータ的にいえること。カタログの性能曲線図を見れば一目瞭然だ。そこにはワーとトルクカープが描かれており、万一、性能曲線図がなくても、最高出力と最大トクの数字のあとに7000rpmとか8000rpmとかの回転数が書かれている。この数字を見れば自分のオートバイがどの回転数で最高の出力、最大のトルクかがすぐわかるのだ。

それさえわかれば、最高出力時の回転数以上に回しても、まったく無意味であることがわかるはずだ。では最もうまいスタートはというと、車種によって異なるが、うまくクラッチをミートし最大トルク近くまで引っ張りシフトアップしていく。これが通常の走行ではベストだ。こうすればオートバイの性能を存に引き出せるはずだし、すべてに無駄がない。

オレのは何馬力だと騒がずに

オレのは何馬力だと騒がずに、そのときの回転数を頭に叩き込んでおくことが大切なのだ。エンジンをブン回しての急激なクラッチミート、いわゆるガツンスタートについて、これとは逆に低回転でのクラッチミートもマシンに悪影響を及ぼす。ここでいう低回転とはアイドリングよりわずかに回した程度、回転数では1200rpmから1500rpmのことだが、このあたりでの出力はきわめて低い。

そんな状態でクラッチをミートすると、悪くすればエンスト、かりにスタートしてもノッキングを引き起こし、それからおもむろに加速することになる。このときオートバイが受けるダメージは、高回転ミートと同じくらいといっていいだろう。

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