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リッチな男に見せるのはよくない

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IT関連企業の若社長ならいざ知らず、一般のサラリーマンがそんなに金回りがいいはずがないことは、よほどモノを知らない女性でも常識のはずである。無理をした姿というのは、女性に二つの悪印象を抱かせる。

バブル全盛の時代ならば、BMWのコンバーティブルなんかに乗って、全身イタリアブランドづくしなんてことをやっても、それほど目立たなかった。だが、今は、サラリーマンの年収が下がっている時代である。「年収三〇〇万円の時代」というキーワードが広まってさえいる。そんなときに、五〇〇万円前後の高級車を乗り回していたり、ブランドづくしをやっていたりすれば、女には「こりゃ、無理してるわ」と思われるのがオチである。

一つは、時代感覚、常識感覚のズレた男という印象。もう一つは、金銭感覚の壊れた男という印象である。女性というのは、ちょっとした出会いの中でも、一瞬にして先々のイメージをふくらませる能力がある。つまり、バカリッチな姿をした男をひと目見て、女性は「こいつとは、まちがっても結婚できないわね」と即断するのだ。

結婚に適さない男は

結婚に適さない男は、自動的に男としての評価が下がる仕組みになっている。女性は、ファンタジーとリアリズムの両極で男性を評価する。ファンタジーを欠た男は、たいがい第一次選考で落とされる。だが、リアリズムの評価基準で引っかかった男も、つぎのステージには進めないのである。

結婚はとりあえず無関係だろう、と思うのは、男の発想でしかない。たとえば、ある女性はこんなことを言う。「あのね、女っていうのは、自分が知っている男をいったんはすべて結婚対象とし
て見るものなの。親しく口をきくビデオ屋のお兄さんだって、その中に入っちゃうんですよ。

それは、本気で結婚相手として考えるということではなくて、すべての男をとりあえず結婚相手という基準で評価してみるということなんだけど」。ようするに、いったん結婚相手という基準にかけて、目の前にいる男の「男性力」を総合的に評価するわけだ。これは、どんな女性も、おこなっていることらしい。

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