ファッション

リテールセラピー-買物で気分を治そうとする

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毎年およそ四四〇〇万人がダイェットに励むが、なんと九〇~九五%が減量分以上にリバウンドしてしまう。痩せたと思ったら以前にも増して太り、また痩せる、その繰り返し。私たちは、体重の増減に合わせて、その都度新しい服を買うことになる。そんなわけで、虐げられたファッション・ヴィクティムは、買物で気分を治そうとする。これぞ本物のリテール・セラピー。

ファッション・ヴィクティムは痩せれば服を買い、もうジーンズの太ももが入らなくなってしまえばあきらめてしぶしぶ大きなサイズを買う。業界にとってはありがたいことに、このジェットコースターは頻繁に上り下りしてくれる。私たちが自分の体に対して抱く強迫観念からうまい汁を吸っているのは、三三〇億ドルの減量ビジネスばかりではない。うまい汁は直接ファッション業界にも参み出てくる。私たちの不安の結果として、業界が潤う。パーソナル・トレーナーを務めていたキャシー・ケイラーが、ジェニファーの低炭水化物ダイエットは非健康的だと公然と非難した時、ファッション・ヴィクティムはやっばりね!とひとりごちた。

パンを断つ食生活をやめたわけではなかった

だが、そうやっていくらキャシーに賛成しようとも、もちろん、自分自身、鶏のムネ肉やプロテイン・シェイクを詰め込み、パンを断つ食生活をやめたわけではなかった。彼女は、パンツ姿のお腹がほっこりはみ出たり、デニムのスカートを突いた太ももの脇にセルライトらしき兆候が弱いたり、ノースリーブのTシャツから筋肉のかけらもない腕が出ていたりするのが嫌でたまらない。

だから、絶えず、もっとスリムで見栄えのよいスタイルを手に入れようとしている。服に欠点を直す力があることはわかっているので、デザイナーと小売業者はそれを利用しようと努め、アリーの体重というキワドイ話thinineで、細いとキワドイをかけている。成功を渇望してstarvedforsuccessで成功のために飢えてとも取れる表現できたのだった。

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