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パパとママが仲良しじゃないと

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お母さんが父親であるご主人への不満をもっている家の子どもたちは、態度は一見普通でもどこかに陰を帯びています。どんなに小さい子でも、目には哀秋が浮かび、視線も下向きがちで、子どもらしいキラキラとしたエネルギーの発散がない。ご主人への不満を子育てで補おうとして過干渉や過剰期待になっていくお母さん、不満いっぱいで心の余裕がなくなり子どもに十分に気持ちを向けてあげなかったお母さん、このようなお母さんのもとで育った子は、一様に生きるエネルギーに欠けています。

パパとママは仲がよくないみたいだと思っている子は、「ボクは捨てられるんじゃないか」「この家から追い出されちゃうんじゃないか」と常にビクビクするようになります。お母さんがあからさまにお父さんへの不満を口にしなくても、家庭の中の空気感、お父さんとお母さんの会話、お母さんのつぶやくグチや悪口を通じて、子どもたちは全部感じ取っています。お父さんとお母さんの関係をちゃんと見ているものなのです。

お父さんが涙ながらに話したこと

あるお父さんが涙ながらに話したこと。そのお家には三歳になる坊やがいましたが、お父さんは夫婦仲のストレスをぶつけるかのように、少しでも坊やが騒ぐと「うるさい!」「いいかげんにしろ!」と怒鳴りつけていたと言います。奥さんとの関係が悪くなり、ご夫婦の仲は離婚寸前の完全に冷え切った状態でした。奥さんと顔を合わせたくないため、家にはたまにしか帰らず、帰っても奥さんが寝た後の深夜に帰宅するということが続いていたそうです。

ある日、お父さんが荷物を整理していると、坊やがまたコーヒーを持ってきてくれました。「ありがとう」と言って受け取ってコーヒーを飲むと、「パパ、もっと飲みたい?」と言いながら台所に行ってお水を汲んで持ってきてくれた。

坊やとしては何か察していたのでしょう。お父さんが夜遅く帰ってきても、お父さんが帰ってくるまでずっと起きて待っていたり、お父さんが何かを片づけていると「パパ疲れた?」と言いながら「これ飲んで」と缶コーヒーを持ってきたりすることがありました。

ところが何かにつまずいて、そのお水をこぼしてしまいました。すると「ごめんなさい!ごめんなさいー・ボクがやるから。ごめんなさい!」と泣きながら大声でお父さんに謝り続けたのです。その姿を見て、自分のことをこんなに一所懸命気遣ってくれているのかと思うと、本当にたまらなく愛しくなって、お父さんは息子をグーッと抱きしめたそうです。

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