子育て

親の言うことに絶対「ハイ」と言わせる教育の悪い点

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自由を与える以上、それに伴う責任の能力を養わなければならない。「親のいうことは何でもハイといってききなさい」といった言葉や「何でも先生にきいてからしなさい」といった言葉が、親たちの口からいわれているのではないでしょうか。こうした言葉は、まさにタテ社会の考え方に根を下ろしているものです。

終戦後、民主的で自由な国作りを始めたわが国では、それが急激であり、しかも、下からの盛り上がりでなかったために、未だに民主的な考え方が、社会においても家庭においても定着していません。つまり、タテ社会の意識にもとづく教育が残っており、それから出発した行動が見られ、混乱した状況にあるといえましょう。自由が放任になってしまっているのも、そのうちの大きな混乱の一つです。

夫婦生活にしても、お母さんの発言権はかなり強くなったとはいえ、お父さんの中には、依然として夫唱婦随の考え方を持ち続けている人がいます。妻から意見を出されると、不機嫌になったり怒ったりする人がそれです。そのような夫婦の間では、どうしても話し合いが成立しません。

民主的な教育をしようと思うならば

民主的な教育をしようと思うならば、「自分の意見があれば、親にでも先生にでも、はっきりいいなさい」と教えるべきですし、「先生にきくのは最後にして、自分でよく判断して行動しなさい」というべきでしょう。

話し合いは、相手の意見を十分にきく態度があってこそ成立するものだからです。その態度は、子どもに向かっているときにも同様で、子どもなりの意見をいうときには、それによく耳を傾けることが必要で、それができなくては、子どもとの話し合いはできません。

お母さんの中でも、家族にサービス(仕える)することが自分の役割だと思っている人や、夫や年寄りに「気がね」をしながら暮らしている人は、これもタテ社会の考え方から抜け出していない人です。また、家事を全く手伝おうとしないお父さん、タテのものをヨコにもせず、家族を身勝手に使っているお父さんがいるとすれば、まさにタテ社会の人間そのものだということができましょう。

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