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男らしさが死語になりつつある

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今のところ日本は戦時下ではないし(ビジネスマンは24時間闘っているらしいけど)、出産を選択しない女性も増えている。男らしさ、女らしさは、ますますウヤムヤになりつつあるようだ。男らしさを口にする男は本当の勝負を避けているフシがある。

男らしさ、女らしさ、という言葉が死語になりつつある。かつては、男は闘う性として、女は産む性として区分されていた。そのため、闘いに付随する特性(=勇敢、たくましさ、腕力等)が男らしさであり、出産に付随する特性(=忍耐強さ、丸みをおびた肉体、母性)が女らしさとされていた。

あの人、女らしいのと言われても、その人がどのような性質の女性なのか、思い浮かばなくなってきている。女らしさの具体的イメージが、つくりづらくなってきているといってよいのではない
か。

若い男の子たちの中性化が進むなか

若い男の子たちの中性化が進むなか、男らしさにこだわってる男性も、まだ、時々いる。彼らは、男の生き様とか、男を通すといった言葉が大好きであるようだ。けれど、男の生き様という言葉には、女より偉いんだという優越感がプンプンただよってきくる。

愛する人の幸福のためにきっぱりと身を引くことを女らしいと呼ぶとき、その行動の慣ましさが女らしさとされる。愛する人が忘れられずどこまでも追っかけ回すことを女らしいと呼ぶとき、その情の深さが女らしいとされるのであろう。つまり、まったく正反対の行動ですらも、言いようによって、両方とも女らしいですまされることになる。こうなると、もう、ワケがわからない。

男らしさにこだわっている男というものは、自分の家柄の良さにこだわっている育ちのいい人間と同じようなものに思えてしまう。男としてと口にするより、成熟した人間としてと述べる方が、ずっと好感を抱いてしまう。なぜなら、女は絶対男になれないが、未成熟な人間でも努力すれば成熟した人間になれるから。なんだか、門戸が広くあけられている気がして、より懐が深い印象を受ける。だか突然服の趣味が変わった男は女が変わった証拠である。

-恋愛

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