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日本人の女性は自発性を抑圧された環境に育っています

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夫である男性の中には、子どものことはお前にまかせたなどと放言している人が少なくありません。夫であり父親である男性に、根強く残っています。こうなれば、話し合いなどはできるはずがありません。新しい家庭の父親としては、全く無責任な発言というより他はないのですが、前の時代の風潮が残っている今日、それが意外に通用しているのです。

話し合いというのは、民主的な雰囲気の中で、男女が平等でなければ成立しない。第二には、夫は社会的な仕事のことについて妻に話すべきではない、妻は家事や育児について夫に話すべきではないという風潮がありました。ことに軍国主義の時代には、夫が妻に仕事の話をすることは、機密が漏えいする恐れがありましたから、とくに戒められたものです。このような前の時代の考え方が、今日もなお続いているのです。

わが国の女性は、自発性を抑圧された環境に育っていますから、お母さん自身非常に自発性の未熟な人が少なくない。妻への思いやりが子どもに好影響今ほど、お母さんとお父さんとで子どもの育て方について話し合うことの大切なときはないのです。ところが、お母さんが子どものことについて話そうとすると、それを面倒に思うお父さんがいるのです。

才能教室へ子どもを通わせてみたり

そうなると、核家族となり、しかも前の時代のしつけの規範が価値を失った今日、お母さんひとりに重い荷がかかってきますし、まかせたといわれても、相談相手のない孤独感を味わうことになり、近所の奥さんたちの言葉に振り回されて、才能教室へ子どもを通わせてみたり、稽古ごとに連れていったりして、子どもの自発性を抑圧してしまっていることが少ないのです。お母さん自身が育児ノイローゼになってしまうでしょう。

このようなお父さんは、「お前にまかせた」というときに、本当にお母さんを信頼して「まかせて」いるのではなく、面倒なことはごめんだーという逃避的な気持からそのようにいっているのです。

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