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女性の中身を褒める

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豊満ボディを売りにして『キングコング』でデビューしたジェシカ・ラングは、長らく。キングコングの花嫁、と侮られながらも、様々な作品で果敢に汚れ役に挑戦するうちに、ハリウッド屈指の演技派、とたたえられるまでになった。

シャリーズは、男のベビィ・ドール湖な存在に嫌気がさして、体重を十数キロ増やし、特殊メイクでトカゲのような醜女になった。そして、みごとアカデミー主演女優賞を獲得した。授賞式での彼女は全身を震わせて歓喜の涙を流していた。そのシャリーズ・セロンが認める男とは、彼女の美が壊されることを惜しんだ男たちではなく、彼女の大胆な試みを応援した男たちにほかならないだろう。

あのシャローン・ストーンは、「こんなハレンチな役はできない」とハリウッドの大物女優たちから総スカンを食った「水の微笑」の悪女役を買って出て、「私は、マジソン・スクウェア・ガーデン(ニューヨーク中心部にあるホール)の真ん中でも素っ裸になってやるわ」と映えた。そして、みずからの美貌を痛めつける役を次々にこなして大女優への階段を上りつめた。

「私のことを美人としか言わない男たちよ、今に見ていなさい。私が、ただ美しいだけの女ではないことをわからせてあげるから」それが、その三人の超美人を美以外のステージに駆り立てたモチベーションなのだ。

無理をしてほめあげる必要はない

知ってのとおり、彼女たちはハンパではない美人である。だからこそ、彼女たちは、その美貌をたたえられることに満足しなかった。

我々は、シャリーズ、ジェシカ、シャローンほどの美女にめぐり合うことは、まずない。いや、絶対にないと言っていいだろう。だが、けっこうな美人にめぐり合う機会は、三年に一回くらいはある(この確率は、まったくアバウトなものだが)。もし、その美女をものにする気になったのなら、彼女の信条は、シャリーズたちに近いものがあると思っていい。つまり、彼女に対しては、容姿をたたえても、「そのへんのつまらない男といっしょ」と軽蔑されるのが関の山だということである。

だから、無理をして芸術性やら知性やらをほめあげる必要はない。容姿ではなく、ちょっとした仕草や言葉の面白さをほめるー。それだけで、「ほかの男とは違う」と思っていただけることはまちがいないだろう。

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