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ミステリアスな人はモテる

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心理学者のバーリン博士は、女性心理を研究しつくしたうえで「男性が女性に好かれるための三つの要素」を発見した。バーリン博士が「美的モデル」と名づける男性は、以下の「三要素」をそなえた男性である。複雑さ(女性が理解しにくい部分がある)新奇性(女性に「今までに会ったことがないタイプ」と思わせる)不調和(女性に「私にはないものを持っている」と思わせる)。これらの要素の共通点を一つあげると、それは「ミステリアス」ということになる。

しかし、バーリン博士は、「そうか、やっばりミステリアスが強いのか」と納得した男たちに対して、「過ぎたるはおよばざるがごとし」という警告を発することも忘れていない。バーリン博士の研究によれば、この「三要素」の程度は、低→中→高のレベルに移行するにつれて、好感度との相関においてはっきりとした放物線を描く。

マンガのヒーローでいえば『北斗の拳」のケンシロウ、小説のヒーローでいえば、岩窟王のモンテクリストといったところか。いずれも、暗い影と深い悲しみがあり、その大胆な行動の思惑が女性には理解しがたい男であるが、三要素が「低」の場合と「高」の場合では、同程度に好感度も「低」なのである。

中のレベルのミステリアス

おすすめしたいのは、「中」のレベルのミステリアスである。具体的には、大人としての良識とか人間としての思慮をきちんと持っていながら、女性から見た複雑さと新命さと不調和を「ほとほとに」持った男とでも言うべきだろうか。

「ミステリアス度」が過ぎたところで女性ファンのハートをとらえたのが、『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士だろう。あのベストセラーの多くの女性読者は、レクター博士とクラリス捜査官の「愛」に「美女と野獣」的な納得をしたものだ。だが、これはあくまでも小説のヒーローについての話であって、現実にレクター博士と同じような食人鬼がいたら、どんなに「ミステリアス」好きの女性でも悲鳴を上げて逃げ出すことは火を見るより明らかである。

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