スポーツブログ

色々な情報を提供しています。

ファッション

魔女狩り現象のようなものが生まれてきた

投稿日:

一九九八年、LAのスポーツウェア・メーカーであるカレン・ケインが、犯罪行為に連座したと言われて標的にされた。この会社は卸売価格にして年間およそ七〇〇〇万ドル分のアパレル製品を製造していたが、そのうち七五%は国内で、残りは中国とメキシコで生産していた。

過去には、キャシー・リー・スキャンダルなどの事件によってスウェットショップ問題への関心が高まった反面、魔女狩り現象のようなものも生まれてきてしまった。スウェットショップに反対する過激な活動家若干名が、キャシー・リーの一の舞を恐れるメーカーや小売業者の弱みにつけ込み、そのせいで業界のアメリカ離れがさらに加速したのである。

プランド・デザイナーであるカレンの夫、ロニー・ケイン社長は、一九九八年五月に下院で次のような証言を行っている。一九九五年七月、UNITEのオーガナイザーであるデイヴィッド・ヤングが電話をしてきて、組合の代表者たちが、カレン・ケインの請負業者である〈グッドタイム/ソング・オブ・カリフォルニア〉でピケを張るだろうと言った。労働権利関係の問題が存在すること自体は誰も否定しないが、業界筋では、そうした問題は不当に騒がれ過ぎだという声もある。

ウェットショップを使っているせいで

「彼らは店のドアを塞ぎ、顧客に迫ったのです。ケイン夫婦が経営するカレン・ケイン社がスウェットショップを使っているせいで、自分や子ども服を作っているのはたちはおまんまの食い上げだ、とか、カレン・ケインのせいで失業したんだ、ソング・オブ・カリフォルニアとの取引をやめなければカレン・ケインのビジネスをつぶしてやる、とか口々に言いながら」。

わけを尋ねてもヤングは答えず、最後通告をしたーその工場と手を切らなければ、君たちの会社が叩かれることになるぞ。考えてから返事をすると答えたケインのもとに、翌日、ビヴリー・ヒルズの自社店舗から電話があった。「ピケ隊がきて、ロニーとカレンのケイン夫妻はスウェットショップを使っていると書かれたビラを配っていたんです」とケイン。

-ファッション

執筆者:

関連記事

no image

服のサイズ表記の統一に抵抗を示しマーケティングの道具に

多くの会社が、サイズ表記の統一に抵抗を示し、虚栄のサイズ表記をマーケティングの道具にしてきた。消費者としては、自分のサイズがわかっているブランドだけを買っていれば、試着室でもそれほどストレスを感じずに …

no image

スウェットショップのアメリカの環境は見た目だけではわからない

スウェットショップの環境は、必ずしも見た目だけでわかるわけではない。「皆さん、スウェットショップとは何か暗くて汚くて窮屈なものだと誤解されているみたいですが、それじゃほとんど一九世紀のニューョークの工 …

no image

ゴーストタウンに成り果ててしまった

「まあ当たり前のことですが、大家の方では自分の持っている不動産からできるだけ多額の金を引き出したいと思っています。そして、アパレル・メーカーからは一平米当たり一〇〇ないし一五〇ドル程度の家賃しか取れな …

no image

キュートな拒食症の女の子たちというスローガン

モデルには不思議に腹が立たないの。だって、モデルってじかに見るとホントに背も高いし手足も長いし、なんか妙な感じ。ニューヨーク・シティ在住の二五歳のライター、レベッカは面白くない様子だ。誰にムカつくって …

no image

アパレル・メーカーは人件費を削るしかない

一九九九年にメリーマウント大学倫理問題センターが行った調査では、スウェットショップに対して責任があるのは工場だけだと思っている消費者が六五%を占めており、小売業者にも責任があるとする人は一一%にとどま …