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まじめで成績が良い子供の挫折

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まじめで学業成績のよい子どもは、子どもらしい子どもから見ると近づきにくい存在ですから、友だちのできない子どもになってしまいます。その結果、中学や高校になると挫折してしまいます。挫折した状態になると、勉強をする意欲を失ってしまいます。

成績がさがり始めると、そのことで自尊心が傷つけられ、学校へいく気がしなくなってしまいます。これが、急性型の登校拒否です。このような子どもは、幼いころからおとなしく、親のいうことをよくきくけれども、友だちができにくいという生活史を持っています。大人から見ると「よい子」のようですが、自発性の発達は抑圧されてしまっているのです。

よい成績をとっている子どもについては、将来の挫折を防止するために、自発性が育っているかどうかをくわしく点検する必要があります。登校拒否を起こした子どもが、全く勉強する気配を示さないのも、本当の意味で勉強する意欲が養われていなかったことを意味します。つまり、与えられた課題に従っていたのであって、それによってよい学業成績を示していたから、それでいい気になっていたに過ぎないのです。

自発性のおくれを取り戻すためには

自発性のおくれを取り戻すためには、子どもにすべてを「まかせる」ことが必要です。まかせる」というのは、口を出さない、手を貸さないという養育態度である。「まかせる」ことを始めますと、自発的に勉強する態度が養われていませんから、どんどん成績が落ちてしまいます。そのときに手を貸したりロを出したりすると、もとの木阿弥になってしまいます。親の側のがまんが必要です。

その点で、一~三歳に探索行動(いたずら)があったかどうか、二〜四歳に第一反抗期が現われたかどうか、四~六歳で友だちとよく遊んだかどうか、同時にけんかをよくしたかどうかを点検しておくことは、よい参考になりましょう。もし、そのような生活史のなかった子どもの場合、学業成績は二の次にして、自発性を伸ばすことに最大の努力をしなければなりません。

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