ファッション

マネキンと同じスタイルの女性がいたら痩せすぎ?

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多くの摂食障害患者組織が、現代のマネキンと同じプロポーションの女性がいたら痩せすぎで生理も止まってしまうはずだと言っている。もちろん、ニーマン・マーカスのスレンダーなマネキンのそばを通ったからといって、無理やりトウインキーを吐き出したりはしない。だが、店頭のダミーたちは、私たちの思う完璧な体を映し出してもいるし(それらは流行の体型に合わせて作られる)、そういう知覚に影響を及ぼしてもいる(私たちは見たもののようになりたがる)。

一九五〇年には、マネキンも生身の女性も、ヒップの平均寸法は同じ八六センチだった。それが、一九九〇年頃には、生身の女性が平均九四センチであるのに対してマネキンのほうはわずか七九センチと、一五センチもの開きができてしまっていた。現実問題として、ファッション・ショーのモデルがあり得ないほど痩せていることはないが、マネキンのほうはえてしてそういうことがある。マネキンのサイズがあまりにモデルみたい、で現実的でない、という苦情は多いですね。

服というのは極細体型のほうが映えるもの

ジョージア州アトランタにある、レッドボー・マネキン・サービス社の創立者、ボブ・ボーディンが言う。大勢のデザイナーが強調するように、服というのは極細体型のほうが映えるものである。プラス・サイズのマネキンは、背が高くて肩幅が広く、胸が大きく、脚が太くなる傾向がある。それでも、いい形に仕上がってて、太ってる、って感じじゃない。マネキンは、現実ではなく欲望を映し出そうという考え方でデザインされてるんじゃないでしょうか。マネキンは、絶えずこのことを思い起こさせ、ファッションの内にある残酷さを思い出させてくれる存在なのだ。

でも、マネキンは男女ともそれが当たり前になってるみたいです。生身の人間とは違って、完璧な寸法なんですよ。女のほうは胸が小さく、男のほうはお腹が出ていない筋肉質の胴体になりがちですね。完璧なプロポーションのマネキンが着た服を見たお客さんは、あんなドレスやスーツを着たら自分もああいう風に見えるかも、という気になるでしょう。

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