ファッション

キュートな拒食症の女の子たちというスローガン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

モデルには不思議に腹が立たないの。だって、モデルってじかに見るとホントに背も高いし手足も長いし、なんか妙な感じ。ニューヨーク・シティ在住の二五歳のライター、レベッカは面白くない様子だ。誰にムカつくって、そりゃグウィネスよ。一九九九年、W誌にジェニファー・アニストンが語っている。数年前の私は、あまりにカービーだって言われてた。ふっくらしてた頃は、きっと親しみやすい存在だったと思うんだけど。

減量の宣伝をする気なんてないわ。読者にわかってもらいたいのは、表紙に写っている魅力は本物じゃないし、そうした輝きを見せるのは楽じゃないってこと。メディアって褒めたりけなしたりよね。痩せているってハードワークなのよ。ああいう写真を撮るのがどんなに大変なことか。その女優の体重は一年間で著しく増減しており、減量あし後の体はたびたび草のように細いホイペットみたいに細いと表現されていた。元NBC重役のロリ・ゴットリーブは、オフィスでかなり長い間はやっていたジョークを覚えている。

キュートな拒食症の女の子たち

フレンズのキャッチフレーズといわれたものをもじったホットな拒食症の女の子たちという言葉である(実際に、九〇年代の終わり頃、キュートな拒食症の女の子たちというスローガンがアイオワのNBC系列局の番組広告看板に使われ、多くの抗議が寄せられていた)。マドモアゼルでセレブのワークアウトに関する特集記事を担当した際に、某大女優を取り上げられないよう、パブリシストから要求された経験がある。私たちは、スターの健康(精神的・肉体的)を気遣うような殊勝なことはせず、むしろ体重を茶化して楽しむものだ。

こういう女性たちは、若いアメリカ人女性にはファッション・モデル的存在なんだから、ホロコーストの生存者みたいに見えないよう気をつけなければ、と心がけるべき私たちが、拒食症的シック、という憧れめいたものを助長してしまっていたの。そう語るゴットリーブ自身も元拒食症患者であり、構みたいな姿という回顧録で自らの摂食障害体験を明かしている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加