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小売業界に人脈がありますしね

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彼らは利益の半分を取りますが、そっくりそのまま請負業者に渡したりはしませんから、然るべきところにお金が回らないわけですとロドリゲス。小売業者は、何年も前に工場をたたんだ人々と関係を結んでいる。でも、ジョバーは今では独自の下請ネットワークを持っているので、大手小売業者からの注文を受けられるのです。工場はなくても、受注の仕方は心得たものですよ。小売業界に人脈がありますしね。

ジョバーは工場主と思われがちだが、実はそうではない。ロドリゲスが言うには、規制や訴訟、労働問題などが山積して首が回らなくなり、自社工場を閉めてしまった元メーカーである場合が多いそうだ。それでも、このビジネスの人脈や知識がなくなるわけではないので、実際に工場を所有するリスクを避けて仲介者となる道を選んだのである。結果として、小売業者は工場と直接取引しているように思い込んでいるが、実際は違うことになる。

リーバイスやダナ・キャランなどと

JCペニーのアリゾナ・ジーンズやメイシーズのチャーター・クラブのように、各デパートはプライベート・ブランドの服を作り、リーバイスやダナ・キャランなどと一緒に店頭に置く。カリフォルニア州オークランドにあるスウェットショップ・ウォッチという団体は、アメリカで販売される婦人服の約三一%がこうしたプライベート・ブランドものだと言っている。そうしたものは、きちんとした作り方をしている場合もあるが、大抵の小売業者は製造面にいちいち関わる気はないので、結局はジョバーと呼ばれる人々に任せているらしい。

ややこしいことに、世界中の多くの小売業者は、自分が実は誰とビジネスをしているのかさえ満足に知らない。従来のやり方は、メーカーが小売業者のバイヤーに服のサンプルを見せ、その後、バイヤーが買いたい量を決めて料金交渉をするというものだった。だが、南カリフォルニア衣料製造請負業協会(GCASC)のエグゼクティブ・ディレクター、ジョー・ロドリゲスによれば、ここ数十年、小売業者がメーカーを飛び越して直接工場と取引する傾向が目立ってきたという。

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