子育て

言葉は道具である

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プロセスをほめたりしたら、「がんばったし、お母さんもほめてくれたからいいや」と向上を目指さなくなるのでは?なんて心配する必要はありません。お母さんからのほめ言葉は、どんなときでも子どもにとって大きなエネルギー源になります。伸びていこうとする力の原動力になりこそすれ、「もういいや」といい気になってしまう子はひとりもいないのです。

「毎日コツコツとやっていたもんね。すごくがんばっていたよね。お母さん、それを見て感激してたんだよ」「お友達に嫌なことを言われても、グッと我慢できたんだね。すごく悔しい思いをしたのに辛抱していたんだよね」、お母さんはちゃんとわかっているよ、あなたのことを見守っているよ。そのような気持ちが子どもに伝われば、「お母さんはつらかったこと、がんばったことをちゃんとわかってくれているんだ」と思い、大きな励ましになります。

言葉は道具であり、子どもは言葉の作品です。その言葉のもつ力を活かして子どもの行動を変えていくようにすれば、叱らなくても子どもはきちんとしつかっていきます。いわば言葉の暗示のパワーを活かすのです。

過去形でほめる

「過去形でほめる」。いい意味での思い込みが、いい暗示となり、できなかったことがやれるようになっていきます。いろいろなことにグズグズしがちな子であれば「あなたは何でもはやくできるようになった」、挨拶がなかなかできない子であれば「あなたは上手に挨拶ができるょうになった」、五時に帰る約束がなかなか守れない子には「あなたは約束が守れるようになった」と言ってあげます。

過去形でほめるとは「すでにあなたはそうなった」と過去形で言い切ってあげることです。「できた」「やれた」と何度も言い切ってほめてあげることで、子どもの中には「お母さんがそういうのだから、そうなのかな。やればできるのかも!」と肯定的なイメージが形作られます。

「いまに何でもできるようになるわよ」という言い方は、「今はできていない」というメッセージになり、現在のその子の状態を否定することになってしまいます。また、今はできていないという自分の姿をイメージづけてしまうことになります。

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