子育て

子供に愛情が伝わらない

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大きな愛情があるのに、それをしっかり子どもに伝えてあげられないのは何が原因なのでしょうか。やはり、最近のお母さんたちのゆとりのなさに一因があると考えます。社会の価値観が変わり、より成果主義、結果主義になって、勝ち組や負け組といった言葉までが出てくるようになると、子育ての中にもそうした結果主義的価値観が持ち込まれるようになります。

できれば子どもを叱ることなんてしたくない。いっぱいほめて、いっぱい甘えさせて、子どもが伸び伸びと育っていけるようにしてあげたい。おそらく親御さんの本音は、このように「本当は叱りたくはない」というところにあるのではないかと思います。それでも子どもを叱ってしまうのはどうしてでしょうか。

どのような子どもに育てたか、あるいは子どもがどのような学校や会社に入ったたか、それが子育ての成功と失敗の基準となります。社会的評価に照らし合わせた立派な子にしようと躍起になり、視野狭空のしつけや教育に走ってゆとりを失っていくことにもなります。また経済的な問題で、共働きが増えたり、シングルで子育てをしていかなければいけないといった経済的・時間的余裕のなさも、お母さんたちからゆとりを奪う要因になっているといえるでしょう。

お母さんに存分に温めてもらえる空間

とりわけ子どもには、安心しきって身も心もゆだねられる場所、大好きなお父さん、お母さんに存分に温めてもらえる空間であることが必要です。どこにいても安心できずにいれば、命はまっとうに育っていくことはできません。家の中に、外の世界と同じ見返りを求めたり、取引で成り立っ「結果がすべて」の成果主義が持ち込まれたら、子どもの気持ちが休まる場所はどこにもなくなってしまいます。

外の世界、すなわち仕事で回っている世界の価値観では、結果がすべてであり、完璧に物事が行われていくことが求められます。けれども家の中は、そうした価値観とは異なるものが必要です。心から癒され、家族から励まされ、いるだけで心が温められていく世界でなくてはいけないのです。

家の中がどのような空間、どのような環境になっていくかはお鍵さんによって決まっていきます。そういう意味では家庭の文化を創りあげていく要はお母さんなのです。だからこそ、お母さんにはゆとりを失わず、いつも子どもを志から温めてあげられる存在であってほしいのです。

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