子育て

子供の自立心を育てること

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合宿の中で生活の条件が変ったので、すっかり条件づけがくずれてしまった。一方、合宿中、顔を洗ったり、歯を磨いたり、着替えをすることにはきちっとしている子どもであるのに、遊びとなると全く傍観している子どもがいます。

ある合宿では、本当の意味での自発性があるかどうかを点検することが一つの大切な目的となっていました。生活習慣について、いっさい口を出したり、手を貸さないことにしていました。そうなると、顔も洗わないし、歯ブラシも使わないという子どもが現われてきます。中には、一週間の合宿中に、一回も下着も上着も着替えないような子どももいたのです。

自発性は、遊びを自分で考え、次々と遊びを作り出すことができなくては、順調に発達しているとはいえません。そのような子どもは、生活習慣の型だけが身についているわけで、自発性の発達はおくれているのです。

中には、条件づけによって、朝起きてからの行動の型が決まっていて、それに従って生活習慣を実現していたに過ぎない子どももいます。こうした子どもは、毎日の生活の中で、お母さんやお父さんから声をかけられていたからやっていたまでであって、自発的にしていたのではなかったことがわかります。

生活習慣の自立は大切なことですが

なぜわがままな子になるのだろう欲望というのは、主として、物質的・金銭的な欲望です。自分がほしいと思う物を、何とかして手に入れたいという望みです。こうした欲望は、われわれ大人にもたくさんありますが、いろいろなことを考えて、それを統制しているから、生計が保たれているといえましょう。

生活習慣の自立は大切なことですが、それが本当に自発性にもとづいているのか、「にせもの」であるかを見分けることが必要となります。その見分け方は、子どもに対して口を出すことをやめて、子どもに生活習慣を「まかせて」みることです。それと同時に、「遊び」を子どもに「まかせて」みることです。

その結果、生活習慣を子どもなりに守り、しかも、「遊び」を自分から見つけていきいきと遊ぶことができれば、自発性も順調に発達しているということになります。

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