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子育て

子供の知能が低いと思われる場合でも

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幼稚園のときにも、先生から、知能の低い子どもではないかと疑われた。しかし、知能テストをしてみますと、ふつうの知能の持ち主であり、友だちとの遊びの中では、けっこう知恵をはたらかせていましたから、よく遊ぶことができました、というある例。

あるお母さんは、子どもに寄りつかれることが嫌いだった上に、知能のよい子にしようと思って、子どもが、三歳を過ぎたころから、子どもをつかまえて、文字や数を教え始めました。その結果、情緒不安定の上に意欲のない子どもになってしまった。

知恵の発達のおくれた子どもたちの特殊学級にも、知能テストをしてみると、ふつうの知能を持っている子どもがいるのです。お母さんによって犠牲になった子どもです。子どもにとっては甘えることとともに、自発性の発達を育てられることが、人格形成の大切な条件となります。

大人からやりなさいと命じられたことに対して

この例は、その後、お母さんに、子どもと身体接触をするようにすすめたようですが、お母さんは多忙であることを理由に、それを実現してくれませんでした。そして、結局特殊学級にクラスがえになってしまいました。

子どもは、大人からやりなさいと命じられたことに対してはよい成績をあげますが、自分で考えてやりなさいといわれますと、知恵の発達のおくれた子どもと同じようになってしまいます。今の小学校では、子どもの自発性を伸ばすよりも、与えた課題を忠実にする子どもを「よい子」と評価している先生が多いので、小学校の間は学業成績がよいが、中学校や高校の段階になると、どうしても自発的に勉強しなければならない状況が多くなり、そうなると勉強が手につかなくなってきます。

小学校で成績のよい子が危ない自発性の育っていない子どもには、意欲の乏しい子どもが多いのです。また、意欲があるように見えても、それは学校の先生やお母さんから課題を与えられたときだけであって、自発的な行動を求められたときには、全く無力になってしまうのです。

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