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子育て

子供にキャンプの体験をさせる

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ある子供たちの体験合宿での話。われわれは、行く行くは火うち石で火をおこすこと、つまり、文明の原点を教えなければならないとさえ考えました。また、かまども子どもたちに作ってもらったのですが、すぐに「疲れた」といい出す子どももいました。

昨今の子どもたちは、家庭が電化していることもあって、家事の練習をほとんどしていません。マッチのすれない子どもの中には、「キャンプ用の火をおこす機械(コンロ)を買わないの?」などといい出す子もいます。

ちょっぴりですが。しかし、自分の手で作ったものでないから、むりに要求する気持が起きないのも、子どもらしいところでしょう。とにかく、子どもたちには、家事を中心にしたいろいろな体験の機会を与えることによっりますが、その困難を体験し、それをのりこえることによって、社会的に適応する力を養うことが必要です。

五、六人ずつに分かれて

五、六人ずつに分かれて、かまど作りや枯木運びや、野菜の皮むきなどをしたのですが、子どもたちの作業の仕方によって、でき上がりの時間がちがってきます。早く食べ始めたグループの子どもたちが「うめえぞ、うめえぞ」といって食べているのを、横目で見ていなければならないのです。

「腹がへった」といいながら、「ちょっと食べさせろよ」などと、食べている子どもたちのところにやってくる子どもがいると、早くできた子どもたちは大得意で、おすそ分けをしています。手順よく協力して仕事をしたグループは、一時間半ぐらいで食事をすることができましたが、手順が悪かったり怠ける子どものいるグループは、三時間半以上もかかりました。

せっせと子どもの世話をやき、そのことで自分をよい母親と思っていた人もある。病気をすれば、子どもが自分で家事をやらなければならない状態に追いこまれただろうーということをいいたかったのです。お母さんが病気をしなくても、子どもにいろいろなことを「まかせる」という教育を考えていれば、いくらでも子どもにしてもらうことができます。

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