子育て

子供に体験合宿をさせる

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われわれの合宿は、小学生を対象としていましたが、合宿に持ってくる物については、できるだけお母さんが手を貸さないようにしてもらっていました、というある人。中には、あれもこれもとたくさん持ってくる子どももいましたが、重い思いをしただけ損をしたという体験をさせていました。衣類やそのほかの持ち物には名前を書いてもらいましたが、それも子どもに書かせるようにお母さんを指導していました。

できれば、一週間分の衣類などは、自分で見つくろうように、黙って見ていてほしいと、お母さんに頼みました。もし、合宿にきたときに足りないものがあれば、不自由をさせた上で、どうしても必要な物となれば、われわれが補ってあげることにしていました。不自由な体験は身にしみますから、次に準備をするときにはそれが大いに役立つわけです。

合宿中、飯ごう炊さんをしてもらい、ライスカレーを作るのですが、始めて何年かは、包丁を使わせませんでした。人参やじゃがいもの皮などは、全部大人がむいていたのです。しかし、それも練習が必要だと考えて、初めから終わりまで、子どもたちにやってもらうことにしました。

火をおこすために

一年生などは、下着に、背番号のように大きな字で自分の名前を書いている者がいましたが、自分で名前を書いた持ち物は、絶対に忘れものをしないのです。お母さんがせっせと仕度をしていたころは、実に忘れものが多く、散らかしてある衣類を拾って、「これはだれのかな?」ときいても、「ぼくんじゃない」などと知らぬ顔をしている子どもが多くあったのですが、それが数年後には実に少なくなりました。

お母さんには、合宿へくるまでに、包丁を使う練習をさせておいてほしいと頼んだのですが、第一回目のときは、一割五分の子どもがけがをしました。練習不足であったわけです。ところが、二回目と三回目になると、指にけがをした子どもがわずかに一、二名で、それも血がにじむ程度のけがでした。

火をおこすために、マッチをすることも、子どもたちにしてもらっていました。マッチのすり方を練習していない子どもは、軸木に火をもやすことを知りませんから、一箱使っても火がつきません。それも教えておかなければならないのです。

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