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子育て

子供が膝に乗るのは情緒の不安を解消する場であるから

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幼時期後半(三〜五歳)もひざにのることは残ります。幼稚園から帰ってきたときに、ちょっとひざにのせてあげるだけで、幼稚園でのつらい経験とか緊張感を、自分で解消できるのです。その意味で、お母さんのひざは、子どもにとっては情緒の不安を解消する場であるといえるわけです。

この時期の子どもは、何かにつけてお母さんのひざにのるでしょう。それは、不安があるとか、眠くなったとか、疲れたとかの状態があって、それらをお母さんのひざの上で解消したい
と願っているからです。ですから、甘えん坊だと思っても、手仕事をしていても、ちょっとでよいから子どもの気持を受け入れてあげましょう。それによって、子どもの情緒は安定するものです。

いったん与えてしまった不安を解消するには、根気よく、子どもから離れるときには断るようにし、決して黙って子どもをおいていくようなことをしないこと、つまり、母親を信頼してよいことを教えていくことです。子どもに不安を与えないようにするためには、部屋から出るときに、「ママは、トイレにいってくるからね」などと、子どもにひと言断ることが大切です。

背中からおおいかぶさるようにしてくることがある

学童期になるとさすがにお母さんのひざにはのろうとしなくなるでしょう。しかし、お母そばさんが座っている側に来て、からだをもたせかけ、背中からおおいかぶさるようにしてくることがあります。そのときの「甘え」も、何か不安があるからするのです。先生に叱られたとか、友だちにいじめられたとかがあったにちがいありません。その気持を汲むならば、身体接触を認めてあげることが大切です。

そのようなときに、「学校で何かあったの?」などときく必要はありませんし、そのようにきくことは子どもを過保護に扱うことになりがちです。それは、からだをお母さんに寄せながら、自分で不安を解消しようとしており、それができる年齢に達しているからなのです。

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