子育て

子供の冒険心の現われというべき行動

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七〜八歳のころに起きる子どもの冒険心の現われですが、お盆にのっている食器を、台所まで運んでくれるように子どもに頼んだときに、快く承諾してくれたのはよいが、そば屋さんのするように片腕で肩のところにもち上げて運ぼうとすることがあります。

そのときに、お母さんやお父さんはどういう扱いをしたらよいでしょうか。お母さんの多くは、「そんな持ち方をしないで」とか「ちゃんと持ちなさい」というでしょう。それをいうのはなぜでしょうか。食器をこわされては困るという経済上の理由からではないでしょうか。その前に、子どもの側に立って考えてみる必要があります。

また、探検に夢中になっていると、時間のことを忘れるかも知れません。このような話し合いには、すぐに結論を出すとか、お母さんに約束をさせることは必要ないでしょう。次に探検にいったときに、子どもは、お母さんと話し合ったことを必ず思い出します。

自発性の発達している子どもの姿

子どもは、「途中から電話をかければいい」とか、「時間までに帰ってくるようにする」「初めにお母さんにいっていく」などというでしょう。そのうちのどの方法がよいかについても話し合う必要があります。初めにお母さんにいったのでは、とめられる公算が大きいでしょう。自分なりに考えて、その中の最もよい方法を選んで、それを実行するでしょう。これが、自発性の発達している子どもの姿です。

じょうずに台所まで運んだならば、それをほめてあげることができる。「うまくなったわね」といってあげれば、子どもはうれしそうな顔をして、「まかしとけい」などというでしょう。まかせておきますと、同じようなことを何回かくり返し、それらが成功すると、きちっと持って運ぶようになるものです。

片腕でお盆を運ぶところまで運動能力が発達してきたということを考えるならば、まず、喜びの目を輝かして、どのようにその冒険を実現することができるかを、口を出さずに見守っていることができるものです。

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