バイク

コーナリングの限界に挑むハングオンというテクニック

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ハングオンというコーナリングフォームで走るメリットとしては、より高いスピードでコーナ
ーをクリアできることで、ラップタイムを短縮させるのには絶対に必要なテクニックともいえる。だからといって、だれでもが自由にどこでも使ってよいというわけではないことを十分に認識してほしい。

アウトに膨らまないため、ライダーはリーンしたマシンよりもっともっと内側に身体を倒し込んでマシンが立つのを防ぎながらコーナーをクリアしていくのがハングオンである。このため、ライダーは極端に身体を内側にずらし、時には腰を完全にマシンの内側に落とし込んでしまうほどだ。この時のフォームを外側からみるとライダーの身体はほとんどみえず、まるでマシンだけが走っているかのようなすごい迫力のシーンとなる。

一般公道ではハングオンを使うようなハイスピードでは走行できないし、ハングオンはあくまで対向車も来ない、信号もない道路に適するものだ。腰を落としたフォームなのでとっさの際に対応することが難しいから、十分に安全性を保てる場所でしか使うことはできない。要は、サーキットで生れサーキットでその真価を発揮するテクニックなので、どうしてもハングオンで走ってみたいのなら、サーキットでの走行会などに参加して実際に走ってみることだ。

ダートトラックレース

ダートトラックレースは、アメリカで人気のあるレース。1周400mほどのトラックは、路面が平らな砂地になっていて、ライダーはコーナーをスライドし、逆ハンを切って回っていく。ちょうどオートレースのようなものだ(オートレーストラックはアスファルト)。従って、リヤがすべっても何ともない。

スペンサーと同じく世界チャンピオンを獲得したK・ロバーツもダートトラックあがりのライダーであり、今やロードレースの入門にはダートがよいとされるほど。日本人にはマネができず、当然のことながらスペンサーと走ってもまったく勝ち目がない。また、見方によっては、お国柄の違いからきているということも考えられる。

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