子育て

倹約生活で子供の心が養われる

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ドイツでは、アパートの階段の電気はボタンを押す方式になっており、三分たったら自動的に消える装置になっている。わが国の家庭では、いかに電気のつけっ放しなどによって、むだに消費していることか。

夕食は、「冷食」といって、昼食の食べ残しを始末するようになっています。ひと晩おくことは、腐敗を起こしやすいし、ビタミンBやCがどんどん少なくなることを知っている。電灯もつけっ放しにすることは「むだなこと」として注意を受けます。電気スタンドをつけているうえに部屋の電気をつけておくことも「むだなこと」です。

西ドイツの幼稚園などの工作には、廃物がたくさん使われています。果物の種子はよく用いていますし、マラカスなども、こわれた電球を持ってきてもらい、それに紙粘土を貼って作ります。それに着色した上で叩きますと、中のガラスがこわれますので、それを振るとよい音がでます。

まめに消して回った月の電気料金をふだんの月と比較してみるとよいでしょう。相当な差がでるのではないでしょうか。広告紙などをメモ用紙に使っている家庭があるでしょうか。あるいは、子どもの工作の材料にとっておくこともできます。

奪れる者は久しからず

子どもたちは、物を紛失してもすぐに買ってもらえるといった気持を持つようになりましたから、鉛筆やゴムなどは教室のあちこちに落とした、探そうともしないようになっまいました。奪れる者は久しからずーという言葉を知っているでしょうか。

わが国でも、昭和三十五年くらいまでは貧しい国でありましたから、生活面でいろいろな険約を教えました。ところがその後景気がよくなるにつれて、「消費は美徳」などのとんでもない掛け声におどらされて、家庭でのむだ使いがはげしくなってしまいました。

このように、お母さんやお父さん、さらには園の先生方が、むだに捨てないことや廃物を利用
することに注意を払っていますから、いつの間にか、子どもにも険約の心が養われているのです。

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