子育て

喧嘩のできない子ども

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自発性の発達していない子どもは、お友だちと遊ぶことを喜びませんし、お友だちもそのような子どもと遊んでも面白くないので、遊ばなくなってしまいます。それは、いたずらをしないからです。子どもが何人か集まると、ゲームなどをしますが、それだけでなく、必ずいたずらを始めます。それに参加できないような子どもは、仲間に入れようとしないでしょう。

「いたずら」がとめられてしまって、おとなしい子どもにされると、子どもの自発性の発達はとまってしまい、年齢が高くなるにつれて、積極性がなくなって、ついに挫折することになりやすい。その一つの現われが、現在わが国に多発している中・高生の登校拒否です。

けんかは自発性にもとづく自己主張のぶつかり合いですから、自発性の発達している子どもは、同じような子どもと「けんか」をします。しかし、そうした子どものけんかは、大人が介入さえしなければ、すぐに仲直りするでしょう。仲よく遊んではけんかをし、けんかをしては仲よく遊ぶということをくり返す中で、自己主張の方法を考え出し、相手にも相手の立場があることを学んでいくのです。

おとなしい子ども

おとなしい子どもがお友だちといっしょに遊んでいることがあるでしょう。しかし、それは同類の子どもですから、けんかをしません。けんかをする子が「よい子」です。しかし、目の前の子どもがけんかを始めると、どうしても口を出したり、手を貸したりしたくなるでしょう。そのときに、ぐっとこらえて、その成り行きを見ているお母さんやお父さんであってほしいのです。

小さなけがはけんかにつきものですから、とめないようにがんばりたいもの。とめなければならないけんかは、石とか棒をもってけんかをしているときぐらいでしょう。ただし、二歳から三歳にかけての物の奪い合いによるけんかは、黙って二人を分けることが必要です。

うっかり口を出すと、子どもの心を傷つけてしまうことが多いからです。とくに、どっちがよいの悪いのと裁くことは、最も子どもの心を傷つけます。悪者にされた子どもは、深い心の傷を負ってしまうのです。どうしても手を貸さなければならないけんかは、大きなけがをしそうな場合です。

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