子育て

経済的豊かさが幸福の基軸といった価値観ではつらい

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この先は風の時代になっていくと思います。そうなると経済的にどう豊かになるか以上に、個人としてどう幸せに生きていくかに、価値観の基準は移っていくでしょう。この先、従来のような「経済的豊かさが幸せの基軸」といった価値観はつらくなっていくばかりです。

巨大企業などが次々と誕生し、いけいけどんどんで拡散していった大きなエネルギーの波は、バブルの崩壊やリーマンショックなどを経て、いまや小波から風へと向かいつつあります。安泰と思えた大企業が崩壊し、安泰の象徴だった終身雇用制度もなくなりつつあり、いい学校に入ることやいい会社に入ることが必ずしも一生を保証するものではなくなってきた時代において、それまでの幸せの価値観が通用しなくなってきていることは皆さんも実感されていることでしょう。

お金があることだけが幸せであるという考え方では、自分の幸せ感を確保することがどんどんむずかしくなっていくのではないかと思います。幸せ感がもてなければ心のゆとりといったものも生まれてはきません。

常にないものねだりをしていて

一方の世界は、何でもあって何でもできるけれども、常にないものねだりをしていて、自分が恵まれていることに少しも目を向けないでいる世界です。ものの見方がすべてマイナスの地点に立っている人たちの世界です。

お金は必要かもしれません。でもお金だけでは幸せになっていくことはできません。それ以上に必要になってくるのは二つの内面の世界のうち、どちらに身を置きたいかを真正面から自分に問うて選んでいくことです。ゆとりをもつには、その人がどういう生き方をしていくかで幸せか不幸かが決まってくるということを理解し、従来的幸せ感からの組み換えを真剣に考えていかなければならない。

外から見たらとても幸せな世界にいるけれども、実際はすごく不幸な人たちです。もう片方の世界は、外から見たらとても不幸に見えるけれど、「あること」と「できること」だけに日を向けて生き、「あること」できることに感謝の念をもちながら生きている人たちの世界です。

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