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怪我による出血の手当の知識

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マスツーリングやモータースポーツを楽しむにも、最低限の応急手当のしかたぐらいは覚えておく必要があり、専門書も多数市販されているので、ぜひ勉強し、自信を持って手当できるようになってほしい。実際の手当には、医療用三角節(特大)2枚と応急手当の知識だけで十分だ。骨折時の幅子などは、現場でそろえればよい。

応急手当の中で最も重要であり、スピードを要求されるのは、生命の危険を伴う大出血と呼吸停止の手当である。骨折や切り傷は、スピードよりも傷の保護が重要だ。また、間違えないでほしいのは、応急手当は医療行為ではないということ。医者にバトンタッチするまで、その場に居合わせた人が行う応急の手当であり、けが人の生命を保全することが目的なのである。

人間の血液の量は、例えば体重60kgの人は6000ccといわれており、成人男子の場合、全血液量の2000〜3000ccが失われると生命が危険になり、3000cc以上の血液を一気に失うと命はない。つまり、1000ccぐらいならあわてるなということだ。

圧迫止血しても出血が止まらない場合

動脈を切ったときのように、直接傷口を圧迫止血しても出血が止まらない場合は(鮮赤色の血液が、心臓の鼓動に合わせてビュッピュッと吹き出る)、止血点で動脈を一時的に止め、その間に傷口に強めに圧迫包帯を行う。水道の蛇口を直すとき、一時的に元栓を閉めるのと同じである。

止血法は、まず圧迫止血が基本になる。出血箇所にガーゼやハンカチを当て。その上から三角市で包帯する(三角巾を巻くことを「包帯する」という)。それでも止まらない場合は、さらに包帯を巻きつける。止血点は、足のつけ根、上腕の内側。鎖骨下動脈部(鎖骨の内側)の3点が効果的である。

あと、骨折が生命に影響することはまずない。落ち着いて処理すること。第1に、けが人の痛みをやわらげることと、骨折箇所を動かさないことが大切である。開放性骨折といって、折れた骨が皮膚を突き破って飛び出している場合は、患部の止血を行い、傷口を雑菌から保護する。

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