スポーツブログ

色々な情報を提供しています。

年金

規約で定める加入者資格を取得したとき

投稿日:2015年5月24日 更新日:

実施事業所に使用される者が、規約で定める加入者資格を取得したときには加入者となり(確定給付企業年金法第26条第4号)、その加入者資格を喪失したときには加入者でなくなることとなる(確定給付企業年金法第27条第5号)。確定給付企業年金が、規約において一定の加入者資格を定めているものである場合には、実施事業所に使用される被用者年金被保険者等のなかにも、当該一定の加入者資格を有している者もいれば、有していない者もいる(可能性がある)。

加入者資格として定めることができるのは、次のようなものである。一定の勤続期間や一定の年齢である。これによって、いわゆる待期期間を定める場合には、一定の勤続期間については5年を超えてはならないし、一定の年齢については30歳を超えてはならない。また、資格喪失の年齢を定める場合には、50歳を下回ってはならないものとなっている。また、研究職、営業職、事務職といった一定の職種である。こうした職種は、労働協約や就業規則等において規定されており、他の職種に属する従業員との間で、給与や退職金等の労働条件が異なっている必要がある。

代替的措置が講じられている必要

さらに、将来にわたって安定的な加入者数が確保されるような制度設計上の配慮がなされていることなどが前提であるが、希望する者といった定め方をすることもできる。いずれにしても、こうした加入者資格を定めることによって、加入者とならないこととなった者については、基本的には、他の企業年金や退職手当等の適用とするなどの代替的措置が講じられている必要がある。

規約において一定の加入者資格を定める場合にあっては、当該加入者資格は、当該実施事業所において実施されている厚生年金基金、確定給付企業年金、確定拠出年金(企業型年金)、適格退職年金および退職手当制度が適用される者の範囲に照らし、特定の者について不当に差別的であってはならず(確定給付企業年金法第5条第2号、令第3条、令附則第2条)、当該資格は加入者がその資格を喪失することを任意に選択できるものであってはならない(令第4条第1号)。

-年金

執筆者:

関連記事

no image

公的年金制度の再構築

国民年金には相当の高所得者も含まれているのであるが、定額の保険料しか徴収されていない。そこに、比例拠出・応能負担の職域年金から、所得が再分配されている。ゆえに、所得の垂直的再分配という納得の仕方も難し …

no image

不足金の償却(積立水準の回復)などについて

不足金の償却(積立水準の回復)について、一定の範囲内で弾力的に対応できるようにすること(たとえば時価の変動による一時的な積立不足について、一定の範囲内では掛金の引上げを軽減することができる等の措置)が …

no image

確定給付企業年金の運営は規約に基づいて行われる

確定給付企業年金の管理や運営は、法令の規定および法令の規定に基づき定めた規約に基づいて行われる。各確定給付企業年金の内容は、骨格はおおむね同じであるにしても、給付設計などの詳細は様々である。各確定給付 …

no image

負担を逃れられない税として負わなければならないもの

1999年度の基礎年金給付額は約14兆円であり、この給付額は、保険料を支払っている被保険者たちが免除制度の適用を受けようが受けないでいようが、変わるものではない。被保険者たちは、約14兆円の基礎年金給 …

no image

株主議決権の行使(企業年金の保有資産のうち株式について

別法人でない場合には、制度終了時の掛金債権の管理や将来的な課題となっている株主議決権の行使(企業年金の保有資産のうち株式について、株主として年金基金が議決権を行使すること)などの場面で問題が残るほか、 …