子育て

過去形でほめてみましょう

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センスを伸ばしてあげたいなら「リズム感や音感がとてもよくなった」「創意工夫ができた」、生活力を伸ばしてあげたいなら「あなたはお片づけがしっかりできるようになった」、引っ込み思案な子に社会性や自主性をつけてあげたいなら「あなたはものをはっきり言えるようになった」と過去形でほめてみましょう。

子どもは今を肯定してあげるほうがうんとはやく伸びていくもの。「なった」「できた」とレッテルを貼り替えてあげると、脳が暗示を受けて本当にできるようになってしまうのです。何より子どもは「なった」「できた」自分になりたいと思っているのですから。

保育所に通っていたある男の子は、いくら注意してもほかの子に噛み付いて泣せてしまい、お母さんも保育士さんも大変に困っていました。それを聞いていたは、ある日その保育所に行った際に、その男の子にこのように言いました。

「〇ちゃん、お友達のことを噛まなくなったね。お友達を大事にするようになったんだね。お兄ちゃんになったんだねー」すると、これまで毎日のようにお友達に噛み付いていたその子が、その日は噛み付かずに過ごせたのです。言葉のパワーを日の当たりにして、私自身も感動してしまいました。

あとよし言葉でほめる

また、「あとよし言葉」でほめる。あとよし言葉とは、ほめ言葉を後にもってくる言い方を言います。言葉は後にくるもののほうが心に残ります。ほめ言葉も、後ろにもってくることで長所やよいところが強調され、子どもによいイメージがついていくのです。

例えば「お友達には親切だけれど、テキパキできないね」と先にほめ言葉がくると、あとの言葉のほうがインパクトとして強く残ってしまい、「自分はテキパキできない」というイメージをもちやすくなります。

過去形でほめてあげても、すぐにはできるようになっていかないかもしれません。でも繰り返し繰り返し、根気よく言い続けてみてください。言い続けて三週間もする頃には、子どもの顔が変わり、やれなかったことが少しずつでもやれるようになっていくはずです。

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