ファッション

海外セレブのような体型

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セレブの体型に関する知覚はかなり歪められている。一九九九年度VH1/ヴォーグ・ファッション・アワードで最もファッショナブルな女性アーティストに選ばれたジェニファー・ロペスは、何とも不思議なことにきめの女性に分類されている。一メートル六八センチで五四キロそこそこという体は、決してきいとは言えないと思うのだが。減量したセレブには、ファッション界から決まってご褒美が与えられるものである。

レッド・カーペット上を歩くキャリスタ・フロックハートは、肉っけのない、くっきりと浮き出た鎖骨で見物人を思わず尻込みさせたが、そのことで、痩せていることに対する反動が起こるわけでもなかった。むしろ、社会的な理想体重はさらに低下したのだ。減量しすぎだと非難されたジェニファー・アニストンは、同時に、当時最も雑誌を売れる表紙の顔になっていた。

体重計に乗らずに済ませようとする

キャリスタの体もハリウッドではさほど珍しいものではなくなっていた。ヴォーグ・ファッション・アワードのレッド・カーペット賞は、ブリジット・ジョーンズの日記の主演女優、レニー・ゼルウィガーの手に渡った。最近では、できるだけ体重計に乗らずに済ませようとする人が世の中の大半を占めるため、太りすぎかどうかが服のサイズで判断されるようになってきた。自分のサイズのはずなのにボタンがなかなかはまらないジーンズのせいで一日が台無し、なんてことも起こってくる。サイズ合ってる?式のやり方は危険である。

それは、体重自体がころころ変わりがちなせいもあるが、服のサイズ表記に全く統一性がないせいでもある。実は全然自分のサイズじゃなかったりするのだから。ブランドによってサイズが違うので、誰も自分の本当のサイズを知らないのだ。見栄っ張りなサイズ表記に拍車をかけたのは、私たち自身の神経症的な部分である。服のサイズは、私たちの気分をかなり左右する可能性があり、そのため、多くの買物客にとっては常にフラストレーションのもとになっているのだ。

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