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子育て

反抗期の現象とわがまま

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もし、物を相手に渡したりして譲るような子どもがいれば、それは自発性の発達がおくれているか、譲る子は「よい子」と教えられて、親たちからほめられたいばかりにそれをしているに過ぎない。「よい子」のままで大きくなり、思春期に入ると、自分の「よい子」がにせものであったことに気づき、大暴れをすることがあります。これが、家庭内暴力の大きな原因です。

幼少の子どもは、お友だちと遊ぶことについて、まだ積極的な興味がない。お友だちと遊ぶことよりも、物を独占して一人でいじり回すことに興味がある。この場合に、物を奪い取った子どもが「悪い子」でないことを、よく知っていて下さい。まだ、相手を「思いやる」心は芽ばえていないのです。「よい子」と「悪い子」の評価をまちがえないようにしてほしいです。

反抗現象と「わがまま」とを区別する必要があります。この二つを区別することのむずかしいことがありますが、わがままには、主として物質的な要求が目立ちます。お菓子をほしいといい出し、「今はその時間でないから、おやつの時間まで待ちましょうね」といいきかしても、どうしてもそれを口にするまでごねたり、おもちゃ屋の前でひっくり返ったりしている子どもです。

二歳から四歳の子どもに現われる行動の特徴

二歳から四歳の子どもに現われる行動の特徴はなにかーときかれたならば、第一にあげなければならないのは、第一反抗期でしょう。この時期になると、なにかにつけて「イヤ」といい、「自分でやる」といって大人の手をはねつけ、大人が手伝ったりしますと、すっかり怒ってしまいます。このような状態が現われる子ども、反抗の状態を示す子どもが「よい子」です。

このような子どもには、ごねればそれを遂げることができたという過去の体験があるはずです。「一つだけよ」とか「今度だけですよ」などといって、お母さんやお父さんが子どもの欲望に負けてしまったようなことがあったはずです。あるいは、お年寄りが「泣かせてはいけない」などといって子どもの欲望を満たしてしまっているときにも、わがままな子どもになってしまいます。

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