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ギャングエイジの体験の子供には必要

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二人あるいはそれ以上の子どもたちが仲よくなり、秘密を作って守り合う状態が生じます。その秘密の内容は、いたずらであったり冒険であったりしますが、それを親や先生に内緒にすることを誓い合う。もちろん、それはじきにバレるわけで、そうなると「うそつき」ということになりますが、いたずらや冒険を許してくれるような親や教師にはうそをつかないものです。

七〜九歳になると、友だちとの関係は、頂点に達します。友だちと徒党を組んで遊ぶ姿になれば、自発性の発達は順調に営まれていることになります。それゆえに、児童心理学では、ギャングエイジと呼んでいるのです。

これは、私どもが毎年実施していた小学生を対象とした合宿ではっきりしています。その合宿は、子どもたちのいたずらや冒険を歓迎し、われわれ大人たちもそれを子どもたちといっしょになってしたので、子どもたちはいたずらや冒険をさかんにしました。ですから、まじめですなおな子は、親や先生が作った「うそつき」の子どもといってもよいでしょう。いたずらや冒険をしたいという子どもの欲求に圧力を加えているのです。

ギャングエイジがなかった

思春期以後において孤独になる子どもには、このギャングエイジがなかったのです。中には、いたずらをしないまじめな子ども、きちっとしている子どもとしてほめられていた子どももいます。親や先生に対して秘密にし、それを守り合おうという子ども同士の誓いは、友だちとの関係を深める意味で、非常に大切です。本当の意味での友情の芽ばえがこのときに作られます。それが花を咲かせるのが思春期以後です。

お友だちとよく遊ぶことのできる子どもにするためには、まじめやきちっとしている姿をくずしてあげなければなりません。まじめは、完全主義の親や先生から、外面的な「わく」をはめ込まれてしまっている子どもであり、それがにせものであることに気づいていないのです。こうしたまじめな子どもとはつき合いにくいので、子どもらしい子どもたちは、そうした子どもを仲間に入れようとはしないでしょう。

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