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偶然の出会いが二度、三度と続くと運命を感じる

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「偶然の出会い」が、女性にかなりの揺さぶりをかけるのはそのため。もちろん、一度道路でばったり出会っただけで、それを運命と思う女性はそうそういない。よほどファンタジックな女性でもないかぎり、女性はそれなりの現実感というものを持っている。

この「偶然の出会い」が二度、三度となると、かなり状況が違ってくる。ドラマ性に対して貧欲であるという女の本性が、グイッグイッと表に引っ張り出されてくるのだ。

もし、「偶然の出会い」を三回演出することができれば、彼女に「これは運命かもしれない」と思わせることは請け合いである。「運命だ」と思わせれば、勝ったも同然。彼女は、たとえあなたに恋心を抱くことがなくても、その「運命」に恋をしんこうしてくれる。

男が偶然と呼ぶものを女は運命と呼ぶ

何年かぶりでかかってきた男性からの電話よりも、何年かぶりの男性との思わぬ出会いのほうに強く惹かれる。男が「偶然」と呼ぶものを、女は「運命」と呼ぶ。たぶん、それは自分の人生に対する執着度合いの違いからきているのだろう。男は、自分の人生にドラマ(ロマン)がなくても衣食住が足りていれば0K、というところがあるだが、人生のドラマ性に貧欲な女にとって、衣食住が足りているだけの人生ほど味気ないものはない。

テレビで、こんな海外ドラマが放送された。ヒロインは、運命の出会いを信じてやまない女性である。彼女は、少女のころから運命の男性に出会うことにあこがれており、その男性にいくつかの条件をあてはめていた。いかにも少女らしい、どんな言葉を吐くとか、どこそこで現れるとかの、おまじない的な条件である。

ところが、さすがドラマだけあって、たまたまその条件にぴったり合う男性が現れてしまう。面白いのは、彼女はこの男性にまったく恋心を感じていないくせに、少女のころからの運命論に固執して、その男性にこだわり続けるところだ。そんなふうに、女性には、とかく運命にあこがれる傾向があるのである。

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