子育て

ガミガミと叱る母親と反発する子供

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もし子供がおもしろいもの、楽しいと思ったものを発見して、「ねえママ!おもしろいものがあるよー」と声をかけたのに、「何よーうるさいわねー」「そんなことより早く歩きなさい!」とお母さんに怒られれば子どもは悲しくなります。ワクワク感でパアッとふくらんだ心の中の風船は、一気にしほんでいってしまいます。

好きではない人の言葉は聞きたくなくなります。むしろ親への反発の気持ちのほうが強くなっていきます。しかも心の中は「嫌だ、悔しい、悲しい、寂しい」の感情に占領された状態が続き、他のことに意欲を向けていくこともできなくなります。やがて心のエネルギータンクにも赤ランプがつき、残ったわずかなエネルギーを守るために閉じこもっていくようになるのです。
「うちの親は怒ってばかりで少しも自分を愛そうとしてくれない」と思う気持ちのほうが強くなっていくはずです。

おもしろい、楽しい、ステキだ、すごい、こうしたことを感じ取る感性・感覚を自ら麻痺させ、無気力、無関心、無感動、無感覚、無責任になってしまう。それが思春期に不登校や親への暴力となって現れて、はじめてわが子の心の中を知らされることになる親たちは少なくありません。

ガミガミ叱りつけて育てること

ガミガミ叱りつけて育てることが、子育てにおいて一番の愚の骨頂であることはおわかりいただけるでしょうか?そうしたことが繰り返されていけば、やがて子どもは自分の気持ちを言わなくなります。「また怒られて、楽しい気持ちが悲しくなっちゃうのは嫌だな」と思うからです。さらに、悲しい思いを二度と味わいたくないという心の作用が働いて、おもしろいものを発見しても、「おもしろい」と思うことそれ自体をやめてしまうようになります。

子どもと向き合い、硬く葉委縮してしまった子どもの心をほぐしていくには、親子ともに大変なエネルギーと体力の消耗を要します。親を嫌いになってしまった子どもほど悲しい存在はありません。それゆえ、自分を好きになれない、自分を信じることができない子どもほどつらい存在はありません。

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