スポーツブログ

色々な情報を提供しています。

年金

負担を逃れられない税として負わなければならないもの

投稿日:2015年8月1日 更新日:

1999年度の基礎年金給付額は約14兆円であり、この給付額は、保険料を支払っている被保険者たちが免除制度の適用を受けようが受けないでいようが、変わるものではない。被保険者たちは、約14兆円の基礎年金給付額を、老人医療費や介護給付費と同じように、負担を逃れられない税として、負わなければならない。

基礎年金をはじめとした公的年金は、自分で支払った保険料が積立てられて、年金として給付されているわけではない。基礎年金は賦課方式で運営されているので、基礎年金の給付額は、被保険者たちの保険料によってまかなわれている。

この税は、国民年金基礎年金勘定が設けられ、これに国民年金、厚生・共済年金等の各年金保険者が拠出金をだすという形で負担されている。医療制度に詳しい人は、老人保健制度における医療費拠出金制度を思いだしてもらいたい。同じ方法である。

拠出金算定対象者にカウントされない

拠出金算定対象者は、第1号被保険者の56%でしかない。免除者、学生納付特例者、そして未納者は拠出金算定対象者にはカウントされないからである。このように、国民年金保険料を支払っていない人たちが、拠出金算定対象者にカウントされないという考え方が、どのような効果をもつのか。

いま各年度の基礎年金給付額をMとし、国民年金被保険者を第1号被保険者、厚生・共済年金被保険者を第2号被保険者、第2号被保険者の配偶者を第3号被保険者と呼べば、国民年金からの拠出金=M×(第1号被保険者における拠出金算定対象者/拋出金算定料象者給數)・厚生・共済年金からの拠出金=M×(第2号、第3号被保険者における拋出金算定灶象者/挺出金算定翅象者給数)。

関連するデータがすべてそろっている1999年度では、基礎年金給付額は13.6兆円であり、そのうち保険料でまかなわなければならない額は13.6兆円から1/3の国庫負担を除いた、9.3兆円となる。この9.3兆円を公的年金の被保険者約7千万人で負担することになるのである。

-年金

執筆者:

関連記事

no image

社会保険庁がもつ保険料滞納者への資産差し押さえの権限

ある専門家は語る。社会保険庁がもつ保険料滞納者への資産差し押さえの権限は、10年以上も前に5件ほど試されただけで、それ以降、その権限は行使されていないという状況は、妙に納得がいく。適切なインセンテイブ …

no image

リベート制度を上回る掛金を拠出する

一般的には、事業主および加入者は、リベート保険料を上回る掛金を拠出することが多い。なお、最低保証拠出部分は他の年金とは別管理され、退職時に終身年金の購入に充てられなければならない。加入者が支給開始年齢 …

no image

実績準拠法の基準ケースにおける給付調整期間

「実績準拠法」の基準ケースにおける給付調整期間。所得代替率52%に到達するのは2032年度である。これを基準とするとき、2005年度以降、人口が高位推計で動けばどうなるか。この場合は、最終の所得代替率 …

no image

現下の経済財政状況のもとでは

他の場では、「消費税率を上げて社会保障だ」と言う者に、「俺に退陣しろということか」とまで口にしている。首相が、そう言ってしまったかぎり、厚労省が年金の財源として消費税のことを議論することは、厚労省が首 …

no image

遺族給付金とは?

遺族給付金は、給付対象者、具体的には、加入者、老齢給付金、障害給付金、脱退一時金の受給権者、脱退者のうち老齢給付金の支給開始要件を満たせば老齢給付金の受給権を有することとなる者(いわゆる受給待期脱退者 …